


今回は、石付き屋根材セネターを使用した屋根カバー工法の初日の様子をご紹介いたします。
この日は、前の現場との兼ね合いがあり、前の現場が完了してからこちらの現場へ入る予定となっておりました。
前の現場に少し時間がかかってしまったため、この日は材料の搬入と荷揚げ機の設置までを行い、初日の作業は終了となりました。
翌日から粘着層ルーフィングを貼り、屋根カバー工法の本格的な作業を進めていきます。
今回のお客様からご相談をいただいたきっかけは、1階の窓まわりからの雨漏りでした。
既存の屋根は化粧スレート屋根で、画像だけを見ると、ぱっと見は特に大きな問題がないようにも見えます。
しかし、お客様は雨漏りにお困りで、まずは別の雨漏り業者さんに修理を依頼されたそうです。
ところが、修理をしても雨漏りは止まらず、その後、その業者さんから「雨漏りの原因は屋根です」と言われ、屋根工事のお見積もりが出てきたとのことでした。
その後、お客様は何社かに相見積もりを取り、私どもにもご相談をいただきました。
現地を確認したうえで、私どもの見立てとしては、今回の雨漏りと屋根は別の問題である可能性が高いと判断しました。



お客様には、まず正直に「今回の雨漏りを止めるために、屋根工事をする必要はないと思います」とお伝えしました。
屋根工事のご相談では、雨漏りしているから屋根が原因だと思われることも多いのですが、実際にはそうとは限りません。
特に、1階の窓まわりからの雨漏りの場合、外壁やサッシまわり、防水処理など、屋根以外に原因があることもあります。
そのため、雨漏りの原因をしっかり見極めずに屋根工事をしてしまうと、工事をしたのに雨漏りが止まらないということも起こり得ます。
一方で、屋根自体にも問題は見られました。
遠目には塗装されていて綺麗に見える屋根でしたが、近くで確認すると、表面がめくれ上がってきており、屋根材の状態はあまり良くありませんでした。
以前の塗装工事で、状態の悪い屋根に対して無理に塗装をしてしまったような印象がありました。
このような状態の屋根に塗装をしても、見た目は一時的に綺麗になりますが、屋根材そのものの劣化が改善されるわけではありません。
そのため、お客様には「塗装としては、あまり意味のない工事になってしまっていたと思います」と率直にお伝えしました。
私どもとしては、今すぐ屋根工事をしなければならない状態ではないと判断したため、「数年後でも大丈夫だと思いますので、それまでにじっくり検討されても良いと思います」とご提案しました。
しかし、お客様としては、どうせなら今のタイミングで屋根もきちんとしておきたいというご希望があり、今回のセネターによるカバー工法をご注文いただくことになりました。
今回使用するセネターは、40年以上の実績がある石付き屋根材です。
塗装で見た目だけを整えるのではなく、既存屋根の上から新しい屋根材をかぶせることで、今後も安心して住んでいただける屋根にしていきます。
初日は材料搬入と荷揚げ機の設置までとなりましたが、翌日からは粘着層ルーフィングを貼り、本格的な屋根カバー工法の作業に入っていきます。
