


【棟板金は交換しなくても補強できる?費用を抑えるメンテナンス方法】
今回は職人と二人で、2件の小工事を行いました。
1件目は、外れてしまった化粧スレートの復旧と、棟板金が飛ばないか心配というご相談です。
屋根の点検をすると、「棟板金が少し浮いているので交換が必要です」と提案されるケースがあります。しかし、下地まで傷んでいなければ、必ずしも棟全体を交換する必要はありません。
今回行ったのは、**ステンレス製のパッキン付きビス(約50mm)**を使用した補強工事です。この方法なら棟板金をしっかり固定でき、強風や台風への耐久性も大きく向上します。
棟板金の交換と比べると費用も大幅に抑えられ、多くの場合、施工費は交換工事の10分の1以下で済みます。
もちろん、下地が腐食している場合は交換が必要ですが、状態に合わせた適切な工事を選ぶことが、無駄な出費を防ぐポイントです。



【雨どいに40kgものゴミが…定期点検が建物を守ります】
2件目は、工場の瓦屋根補修と雨どい清掃を行いました。
現場では瓦屋根へ上がるために、手前の化粧スレート屋根を通る必要がありました。そのため、屋根材を傷めないようアルミ製の足場板を設置し、安全を確保しながら慎重に作業を進めました。
雨どいの清掃では、約40メートルの角どいから土のう袋約3袋分もの落ち葉や土砂を回収しました。
重さにすると、およそ40kgにもなります。
これだけの重量が雨どいにかかり続けると、金具の変形や雨どいの破損だけでなく、雨水があふれて外壁や軒先を傷める原因にもなります。
屋根の不具合は大きな工事だけではありません。今回のような小さな補修や定期的な清掃を行うことで、大きな修理を未然に防ぎ、建物を長持ちさせることができます。
「まだ大丈夫」と思っているうちに劣化が進んでしまうことも少なくありません。気になる症状がある場合は、早めの点検をおすすめいたします。
