外壁の修繕・リフォームについて

外壁塗装をご検討中の方へHow to repair a wall

悩む人

外壁のリフォーム方法には、屋根と同じくいろいろな方法がありますが、塗装される方が大半かと思います。外壁塗装は、美観を向上させるうえで、非常に有効なリフォーム方法です。

しかし、外壁の劣化状態によっては、塗装以外のリフォーム方法が必要になるケースもあります。また、外壁塗装は、手抜きをする業者もまだまだ多いようですので、業者の選定には、特にご注意いただきたいと思っています。

外壁の種類と、
最適なメンテナンス方法

窯業系サイディング

最も多い外壁材で、主原料はセメントです。セメントは水を含みやすいため、それを保護する上でも塗装での定期的なメンテナンスが必要です。

ただし、塗装以上に重要になってくるのが、シーリングです。サイディングの隙間を埋める役目を果たしており、7~10年をめどに、メンテナンスをしましょう。

※ サイディングには直貼り工法と、通期工法があり、2000年より前に建てられた住宅は、塗装できるか慎重に見極めが必要です。

金属系サイディング

ガルバリウム鋼板などの軽量金属で作られている外装材で、軽量のため、耐震性が高く、耐久性も窯業系サイディングより高い外装材で、近年、人気が出てきています。他にも、凍害のリスク(窯業系サイディングが水分を吸収し、その後凍結することで起こる)もありません。

※ 金属サイディングは、製品によっては、塗装等でメンテナンスも特段不要です。しかし、コーキングのメンテナンスは必須となります。

モルタル外壁

モルタルの外壁は、以前は多く見られましたが、近年は、サイディングよりも施工費用が高く、また職人の減少もあり、減少傾向です。ただ、耐久性や断熱性は高いため、今でもモルタルの外壁はよく見かけます。ひび割れが起きることがあるため、ひび割れのメンテナンスは早めに行いましょう。

※ モルタルは塗装でメンテナンスをすることがほどんどですが、耐震性を高めるためには、サイディングに張替えるのも効果的です。

ジョリパッド

ジョリパッドは、アイカ工業の製品で、土壁や砂壁のような風合いで人気のある外壁です。おしゃれな外観ですが、汚れが付きやすいデメリットもあります。メンテナンスとしては、主に洗浄のみで大丈夫ですが、色を変えたい、という場合は、専用の塗料で塗り替えをすることも可能です。

※ ジョリパッドを塗装する際は、ジョリパッド専用塗料を選ばないと、膨れや早期剥離が起きやすくなります。

ALC外壁

ALC外壁で有名なのは旭化成のヘーベルパワーボードでしょうか。は耐久性、断熱性が高く、また軽量のため、耐震性も高い優れた外装材です。唯一の欠点としては、吸水性が高いため、水にぬれると劣化してしまう点です。これを防ぐためにもシーリングは特に重要です。また、ひび割れなどがある場合も早めに対処しましょう。

※ ALC外壁も、外壁塗装でのリフォームをオススメしています。表面の防水機能が落ちなければ、基本的長持ちする外装材です。

タイル外壁

タイル外壁は、耐久性に優れ、メンテナンスもとくには必要としません。洗浄する程度でOKです。ただし、付帯部や目地部分(コーキング)は、メンテナンスが必要です。また、部分的にタイルがはがれるなどの症状は、タイルの張り直しなどの修繕は必要になります。

※ メンテナンスには、足場が必要になるため、屋根のリフォームの際に、併せてメンテナンスすることをオススメしています。

外壁の修繕・リフォーム事例Examples of construction

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良くいただくご相談
FAQ

シーリングが割れた、はがれた

一般的に仕様されているシーリングの耐久性は7〜10年ほどです。日光がよくあたる面では、劣化が早くなるケースが多々あります。シーリングがひび割れていたら要注意です。
シーリングは、隙間から水分の侵入を防ぐ重要な役割を果たしていますので、早めにメンテナンスしましょう。

ひび割れたシーリング

外壁の割れの症状を見てほしい

外壁の割れている箇所があれば、早めの修繕をお勧めします。割れた箇所から水分が入ると、中の断熱材等が腐食し、そのまま放置すると、基礎の柱などがシロアリ被害にあうことも珍しくありません。こういったところまで確認できる施工店に相談することが重要になります。

割れた外壁

外壁塗装の費用は
いくらくらいが適性か

これについては選ぶ塗料や、付帯部塗装、その他工事により異なりますが、基本的には25坪ほどの戸建て住宅であれば、80~100万円、屋根塗装は30~50万円が相場になると思います。ただし、家の形状、劣化状態、材質により異なりますので、相見積りをとって比べることをオススメします。

住宅の外観

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