


有料現場調査で埼玉県まで伺いました
この日は、埼玉県まで有料の現場調査に伺いました。
天気は雨でしたが、途中の渋滞で到着が少し遅れてしまい、現場に着いたのは12時を回ったころでした。
遅れてしまったことは大変申し訳なかったのですが、結果的には雨がちょうど止んだタイミングで現場調査を行うことができました。
今回は、工事を前提とした無料見積もりではなく、有料で建物の状態を確認する現場調査です。
屋根リフォーム相談窓口では、今すぐ工事をするかどうかだけではなく、建物の状態を見たうえで、本当に必要な工事、今はまだ必要ではない工事をできるだけ分かりやすくお伝えすることを大切にしています。
今回のお客様は、すでに塗装業者さんなどから何社もお見積もりを取られているとのことでした。
その多くは、屋根塗装、外壁塗装、コーキング工事などをすぐに行った方がいいという内容だったそうです。
しかし、実際に建物を確認すると、私がまず気になったのは、塗装そのものではありませんでした。
建物のすぐ近くに電柱があり、そこに通っている電線に雨水が集まりやすい状態になっていました。
その電線から垂れた雨水が、風の影響で破風板や軒天に伝わり、その部分だけが早く劣化しているように見えました。
このような場合、ただ塗装をしても、原因が残っていればまた同じように傷んでしまう可能性があります。
そのため、次に足場をかけるタイミングでは、必ず板金で処理した方が良いとお伝えしました。
また、1カ所雨漏りが疑われる部分も確認できました。
こちらについては、比較的簡単に処置できそうな場所でしたので、まずはコーキング処置でもよいので早めに対応した方が良いとご説明しました。
お客様からは、他の調査ではそのような話はまったく出なかったのに、どうしてすぐに分かるのですかと驚かれました。
屋根や外壁は、ただ表面を見るだけではなく、水の流れ方、風の当たり方、劣化している場所の偏りなどを見ることで、原因が見えてくることがあります。
普段から建物の修復や雨漏り調査を行っているからこそ、塗装だけでは見えにくい部分にも気づけることがあります。



屋根塗装は今すぐ必要ないと判断しました
現場調査後は、診断結果をまとめて、お客様に書類としてお送りする予定です。
その場でお客様にお伝えした大きな内容の一つが、他の業者さんから提案されていた屋根塗装についてです。
今回の屋根については、現状を見る限り、今すぐ塗装する必要はないと判断しました。
そのため、お客様には屋根塗装は今回はやらないでくださいとお伝えしました。
外壁についても同じく、今すぐに塗装しなければいけない状態ではありませんでした。
私の感覚では、あと5年ほど様子を見て、そのタイミングで外壁塗装を検討するくらいで良いのではないかとご説明しました。
もちろん、すべての建物が同じ判断になるわけではありません。
外壁の種類、立地条件、雨風の当たり方、過去のメンテナンス状況によって、必要な工事のタイミングは変わります。
ただ、家を長く持たせるためには、塗装の回数を増やせば良いという考え方だけではなく、本当に必要な時期に、必要な工事をするという考え方も大切です。
世間では、こまめに塗装することが良いとされることも多いです。
しかし、塗装も工事である以上、足場をかけ、人が建物に触れ、既存の状態に手を加えることになります。
まだ必要のないタイミングで工事をしてしまうよりも、原因を見極めたうえで、必要な部分をしっかり直す方が、建物にとって良い結果になることもあります。
今回のお客様からは、世間の常識ではこまめに塗装することが良いと思っていたので、本当に目から鱗ですというお言葉をいただきました。
屋根や外壁の工事は、金額も大きく、判断が難しい工事です。
複数の業者さんから同じような提案を受けると、すぐに工事をしなければいけないと思ってしまうこともあるかもしれません。
ですが、本当に大切なのは、今その工事が必要なのかどうかを正しく判断することです。
屋根リフォーム相談窓口では、工事をすすめるためだけではなく、やらなくてよい工事をやらないためのご相談も大切にしています。
今回も診断結果をしっかりまとめ、お客様にお送りしたいと思います。
