バルコニー外壁の剥がれは危険信号!雨漏りによる腐食を補強し角波板金で長寿命化|富士宮市、屋根屋のノブ

エリア 富士市
施工内容 外装修理
目次

バルコニー補強工事

ご依頼の経緯

今回のお客様からのご依頼は、「バルコニーの外壁が外れかけて落ちそうなので、その外壁をそのまま利用して固定し、元に戻してほしい」という内容でした。

早速現地調査に伺いましたが、バルコニーを見た瞬間に、私は「これは中の木材がかなり腐食している」と判断しました。

お客様には、「外壁だけを固定し直すことはできません。外壁を支えている木材が腐食しているため、ビスを打ち直しても固定できず、すぐに外れてしまいます」とご説明しました。

そのため、一度バルコニーの外壁を解体し、腐食した木材を補強したうえで、新しい外壁材で仕上げる必要があることをお伝えしました。このまま表面だけを直しても、内部の腐食は進行し続け、最終的にはバルコニー全体が崩れてしまう危険性があるためです。

当初、お客様は「まだ中を見ていないのに、どうしてそこまで分かるのですか?」と驚かれていました。

そこで、これまで数多く施工してきた同様のバルコニーの写真をご覧いただき、腐食の原因や構造について詳しくご説明したところ、ご納得いただくことができました。

その際、お客様からは「解体したら中の状況をしっかり記録して見せてください」とご要望をいただきました。

また、概算金額をご説明したところ、想像以上の費用になることに驚かれていたため、少しでもご負担を軽減できるよう、金属サイディングではなく、コストを抑えられる角波板金をご提案しました。

耐久性を確保しながらも費用を抑えられる工法としてご理解いただき、今回の補強工事をご依頼いただくこととなりました。

補強工事

解体後に確認したところ、バルコニー内部は当初の予想以上に深刻な状態でした。

調査時には、外壁を支える間柱の腐食が主な原因と考えていましたが、実際には左右の柱を支える最も重要なが約10cm腐食し、脱落している状態でした。

このまま使用を続けていれば、バルコニー全体が落下する危険性も考えられるほど危険な状況でした。

そこで、新たに角パイプを使用し、ジャッキで梁を元の位置まで持ち上げながら構造を補強しました。

また、腐食していた間柱についてもすべて交換・補強を行い、建物全体の強度を回復させています。

なお、この梁の補強はお見積もり時には想定できなかった内容でしたが、お客様へ追加費用はいただかず対応いたしました。

建物は解体して初めて分かる劣化も少なくありません。そのため私たちは、工事中に想定外の問題が見つかった場合でも、安全性を最優先に考え、必要な補強を責任を持って行っています。

透湿シート貼り、下地木工事、軒天板金

【透湿防水シートと角波板金による仕上げ】

構造補強が完了した後は、新しい外壁を施工するための下地工事を行いました。

補強した木材の上には透湿防水シートを施工し、その上から木下地を設けることで、外壁との間に通気層を確保しています。

この通気層は、壁内の湿気を排出し、建物の耐久性を高めるために欠かせない重要な構造です。

ただし、軒天部分には透湿防水シートは使用していません。

軒天は雨水が入り込む可能性があるため、透湿防水シートを施工すると水が抜けにくくなり、かえって腐食の原因になることがあります。そのため、軒天は木下地のみを施工し、耐久性に優れた角波板金で仕上げました。

また、既存の物干し金具についても、一度取り外したうえで施工を実施しています。

角波板金の凹凸へ直接固定するのではなく、同じ素材の平板板金を下地として施工し、その上へ物干し金具を取り付けることで、十分な強度と美しい仕上がりを両立させました。

細かな部分まで工夫を重ねることで、見た目だけでなく、長期間安心してお使いいただけるバルコニーへと生まれ変わりました。

角波板金、笠木板金を取り付け完成

補強工事と下地工事が完了した後は、角波板金を施工し、最後に笠木を取り付けて工事完了となりました。

当初は既存のアルミ笠木を再利用する予定でしたが、解体後に確認したところ、手すりを固定していた金属部分が大きく腐食しており、安全に再利用できる状態ではありませんでした。

そのため、お客様へ状況をご説明し、新たに板金製の笠木を製作して施工する方法をご提案しました。なお、この追加作業については、お見積もり金額を変更することなく対応しております。

施工前には、粘着層付きルーフィング**「カスタムライト」**を施工し、防水性をさらに向上させました。

その後、下地となる捨て笠木をビスで強固に固定し、接着剤を併用しながら笠木カバーを施工しています。見える部分に余計なビスが出ないよう工夫し、美観にも配慮した納まりとなっています。

また、角波板金のコーナー部分にも専用の板金役物を施工し、雨仕舞いをより確実なものとしました。

腐食が進み危険な状態だったバルコニーは、構造から見直し、水に強く耐久性に優れた安心して使用できるバルコニーへと生まれ変わりました。

この度は大切なお住まいの工事をご依頼いただき、誠にありがとうございました。

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この記事を書いた人

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