


今回は、先日ご紹介したバルコニー部分の解体・補強作業の続きになります。
前回補修した部分以外のサイディングや下地合板を撤去し、内部の状態を確認していきました。
前回までの作業では、中央部分の傷みがかなり進んでいる状態でしたが、今回解体した面では、角部分の腐食が特に目立ちました。
その他の部分については、それほど大きく腐食が進んでいる状態ではありませんでした。
バルコニーまわりは、雨水が入り込みやすい箇所が多くあります。
特に角部分や笠木まわり、手すりの取り合い部分などは、水が入り込む原因になりやすい場所です。
外から見た時には大きな異常がないように見えても、サイディングを外してみると、下地が傷んでいるというケースは少なくありません。
今回も、実際に解体してみることで、傷みの強い場所を確認することができました。
腐食している部分はそのままにせず、下地を補強していきます。
必要な箇所にしっかりと下地を入れ直し、今後の仕上げ材をきちんと固定できるようにしていきました。
下地の補強後には、透湿防水シートを施工しました。
透湿防水シートは、外からの雨水の侵入を防ぎながら、壁の中の湿気を逃がすための大切な部材です。
仕上がってしまうと見えなくなる部分ですが、こういった下地処理を丁寧に行うことが、外壁リフォームでは非常に重要になります。



透湿防水シートを貼った後は、金属サイディングを張るための下地として、縦胴縁を取り付けていきました。
通常であれば15mm程度の胴縁を使用することが多いのですが、今回は30mmの木材を使用しております。
これは、通気を確保する目的だけではなく、補強も兼ねているためです。
もともと下地の補強は行ってありますが、バルコニー部分は水の影響を受けやすい場所でもあるため、念のためさらに強度を持たせる形にしました。
この後は、金属サイディングを張って仕上げていきます。
バルコニーの壁に金属サイディングを使う理由としては、まず材料が軽いということがあります。
バルコニー部分には、できるだけ建物に負担の少ない材料を選ぶことも大切です。
そして、もう一つ大きな理由は、水に強い金属で仕上げられるという点です。
バルコニーまわりは雨水の影響を受けやすいため、通常のサイディングよりも、角波板金や金属サイディングのような水に強い材料の方が向いている場合があります。
今回は外側だけでなく、内側の壁も金属に変える予定です。
そのため、内側についても金属サイディングを張るための下地工事を行っております。
これで一旦、下地工事の工程は完了となります。
仕上げ材を張ってしまうと見えなくなる部分ですが、バルコニーのように水の影響を受けやすい場所では、下地の補強と防水処理をどこまで丁寧に行うかがとても大切です。
見た目だけではなく、長く安心して使えるようにするための工事を進めております。
