



レクトプルーフを使用した屋根替え工事も、いよいよ最後の仕上げ作業となりました。
今回のお宅は、1階と2階それぞれに屋根があり、段違いになった屋根と屋根の間に隙間ができている場所が2か所ありました。
この部分については、仮に水が入り込んだとしても問題が起きないよう、下側の屋根の雨仕舞いはあらかじめしっかりと施工してあります。
しかし、このような隙間で注意したいのは雨水だけではありません。
屋根のちょっとした隙間は、蜂が巣を作ったり、鳥が入り込んで巣を作ったりする場所になることがあります。
そこで今回は、板金を現場に合わせて加工し、この隙間をしっかりと塞ぎました。
下側についても板金で完全に塞ぎ、できるだけ鳥や蜂などが入り込めないように仕上げています。
屋根リフォームでは、屋根材本体をきれいに施工することはもちろんですが、こうした細かな部分の処理も非常に重要です。
工事が終わった後にどのような問題が起こる可能性があるのかまで考えながら、細部を仕上げていくことが大切だと考えています。



続いて、壁から屋根が少し飛び出している部分の仕上げを行いました。
一番上には「エブリ」と呼ばれる板が取り付けられていましたが、経年劣化によってかなり傷みが進んでいました。
塗装で仕上げる方法もありますが、現在の状態を考えると、塗装だけでは今後の耐久性に不安が残ります。
そこで今回は板金を加工し、既存部分を包み込むようにカバーして仕上げました。
そして最後は、壁際に取り付けた雨押さえの立ち上がり部分です。
メーカーの施工仕様では、雨押さえの立ち上がり部分の上端をコーキングで処理して完成とする納まりも多くあります。
私たちの場合は、そこからもうひと手間加えています。
雨押さえの立ち上がり部分に木下地を取り付け、その上からさらに板金をかぶせてカバーします。
もちろん雨仕舞いも考えていますが、この施工方法を取り入れている大きな理由の一つは、仕上がりをきれいに見せるためです。
コーキング部分をそのまま見せるより、板金でカバーした方が壁際がすっきりと納まり、屋根全体としてもきれいに仕上がります。
屋根工事は屋根材を葺き終われば完成というわけではありません。
隙間の処理や壁際、既存部分との取り合いなど、最後の細かな部分まで丁寧に仕上げることで、一つの屋根工事が完成します。
これですべての作業が終了しました。
残るのは足場の解体のみです。
