屋根カバー、外壁塗装工事
ご依頼の経緯










今回のお客様は、雨漏りが発生したことをきっかけにご相談くださいました。
現地調査では、アスベストを含む年代の化粧スレート屋根であることが分かりました。この時代の屋根材は非常に耐久性が高く、屋根材自体には割れやズレなどの異常はほとんどありませんでした。
このような場合は、屋根材ではなく、その下にある防水シート(ルーフィング)の寿命が原因となっているケースが多く、部分的な補修では雨漏りを止めることが難しくなります。
そこで、新しい防水シートを施工できる屋根カバー工法をご提案いたしました。
また、お客様は外壁塗装も同時にご検討されており、「できるだけ予算を抑えて工事をしたい」というご希望がありました。
そこで、屋根については当社の在庫材を活用し、コストダウンをご提案しました。ただし、約92㎡ある屋根を同じ色だけで施工できるだけの在庫はないため、複数色を組み合わせる『混ぜ葺き』になることをご説明しました。
お客様は「屋根は見えにくい場所なので色は気になりません。費用を抑えられるなら、その方法でお願いします。」とご理解くださり、機能性を最優先にした屋根カバー工法と外壁塗装を組み合わせたリフォーム工事がスタートしました。
屋根カバー混ぜ葺き


















屋根カバー工法では、まず既存屋根の上に新しい防水層となる**日新工業製「カスタムライト」**を施工しました。粘着層付きルーフィングは施工性だけでなく、防水性能にも優れており、長期間建物を守る重要な役割を担います。
その後、下り棟の下地板金を取り付け、新しい屋根材としてシルキーG2を施工しました。
今回は、限られたご予算の中で工事を行うため、5色の屋根材を組み合わせた「混ぜ葺き」という施工方法を採用しています。色が偏ると違和感が出てしまうため、同じ色が集中しないよう全体のバランスを考えながら丁寧に施工しました。
棟部分についても、耐久性を重視した独自の施工方法を採用しています。屋根材と木下地が直接接触しない構造とし、さらに一般的なものより厚みのある木下地を使用することで、棟板金をよりしっかり固定できるよう工夫しています。
棟板金はブラックで仕上げ、5色の屋根材との組み合わせがアクセントとなる、美しい屋根へと生まれ変わりました。
完成した屋根は道路から見えにくい立地ではありますが、お客様が最優先にされていた「できるだけ費用を抑えながら雨漏りを解消する」という目的を十分に果たした、コストパフォーマンスの高いリフォームとなりました。
外壁塗装












屋根工事と同時に、外壁塗装も施工しました。
お客様は色に強いこだわりがなく、「状態の良い在庫塗料があるなら、それを使って費用を抑えたい」というご希望でした。
当社では、使用期限内で品質に問題のない塗料は適切に保管し、条件が合う現場で有効活用しています。今回は既存の外壁に近い色の在庫塗料が十分にあり、建物全体を違和感なく仕上げることができました。
施工したのは、外壁・軒天・鼻隠し・雨どいです。すべて在庫塗料で対応できたため、品質を維持しながらコストを抑えたリフォームを実現できました。
必要以上に新しい材料を使用するのではなく、品質が確保された材料を無駄なく活用することも、お客様の負担軽減につながる大切なご提案の一つです。
付帯工事を行い完成














工事の最後には、建物の耐久性をさらに高めるためのサービス工事も実施しました。
外壁塗装の際に確認すると、金属製の幕板では以前の塗膜が大きく浮き、その内部にはサビが発生していました。このような状態では、塗装をやり直しても数年後には再び塗膜が浮き、同じ症状を繰り返してしまう可能性があります。
そのため今回は、塗装ではなく板金でカバーする工法を採用し、サビの再発リスクを抑えながら耐久性を向上させました。
さらに、玄関ポーチの屋根についても劣化が見られたため、合板を増し張りした後、粘着層付きルーフィングを施工し、最後に立平葺きで仕上げました。これにより、防水性能と耐久性を大きく向上させることができました。
施工前の屋根は平葺きでしたが、施工前写真が残っておらず、施工途中からのご紹介となりますことをご容赦ください。
すべての工事が完了した後、お客様には仕上がりを大変気に入っていただき、「別に所有している建物も、ぜひお願いしたい」とのお言葉をいただきました。
建物を長持ちさせることはもちろん、お客様に安心して次のご相談までお任せいただける関係を築けたことを、私たちも大変うれしく思っております。








