


テラス屋根の穴から雨水が漏れるため、波板を交換
今回は、2階バルコニーのテラス屋根について、「波板に穴が開き、雨水が漏れてくる」とご相談をいただいた事例です。
既存の屋根にはポリカーボネート製の波板が使われていました。施工年は確認できていませんが、現場での見た目では、25〜30年ほど経過しているような状態でした。
ポリカ波板は丈夫な素材ですが、長年使用すれば劣化が進みます。現場では20年ほど経過したものに割れやすさを感じることもあります。ただし、これは一律の寿命ではなく、製品や日当たり、設置環境などによって状態は異なります。
交換を判断する際は、年数に加えて、割れや穴などの実際の傷みを確認することが大切です。今回も、すでに破損して雨水が漏れていたため、張り替えを行うことになりました。
以前のテラス屋根では、「ビニールトタン」と呼ばれる塩化ビニル製の波板や、その網入りタイプもよく使われていました。そのため、交換時にも同じ材料を希望されるお客様がいらっしゃいます。



波板は価格や網の有無だけで選ばず、素材の特徴を確認
波板交換のご相談では、「網入りの方が丈夫そうなので、網入りにしたい」というお声をいただくことがあります。
確かに網が入っていると安心感がありますが、補強材の有無だけで、素材自体の劣化しにくさまで判断することはできません。屋根屋のノブでは、一般的な網入り塩ビ波板との比較では、耐衝撃性や長期使用を考慮してポリカ波板をご提案しています。
また、価格が高いものほど長持ちするとは限りません。製品や販売店による違いはありますが、取り扱う材料によっては、ポリカ波板の方が網入りタイプより安くなることもあります。
店頭での価格や見た目だけで決めず、素材と用途を確認したうえで選ぶことをおすすめします。
今回の工事では、8尺のポリカ波板を9枚交換しました。ケラバと呼ばれる屋根の端部には、事前に製作したL型の板金を取り付け、約2時間で作業を終えています。
テラス屋根の波板に割れや穴が見られる場合は、傷みの状態を確認し、部分補修で対応できるか、全体の張り替えが必要かを判断しましょう。
