こんにちは!屋根リフォーム相談窓口です。
今回は、屋根材の割れについてご相談をいただいたお住まいをご紹介します。現在は雨漏りしていなくても、屋根材の破片が落ちている場合は早めの点検が大切です。
現地調査
ご提案
お客様より、弊社ホームページをご覧いただき、「屋根材が割れているので一度見てほしい」とご相談をいただきました。
現在、雨漏りは発生していないとのことでしたが、割れた屋根材の一部がポロポロと剥がれ、地面に落下している状態でした。
まずはドローンを使用して屋根全体を確認します。調査の結果、屋根には以前の葺き替え工事で「コロニアルNEO」が施工されていることが分かりました。以前も割れが気になり差し替え等の補修をおこないましたがすぐに他の場所が割れてきたようです。
屋根全体を確認すると、複数箇所にひび割れや欠け、表面の剥がれが見られました。屋根材そのものの劣化が進んでいるため、塗装によるメンテナンスではなく、既存屋根の上に新しい屋根材を重ねるカバー工法をご提案しました。
新しい屋根材には、軽量な金属製屋根材で断熱材も一体となった、福泉工業の「シルキーG2」を使用します。












ワンポイント|コロニアルNEOとは?
コロニアルNEOは、旧クボタ(現在のケイミュー)が2001年頃から製造していた、アスベストを含まない化粧スレート屋根材です。
アスベストを使用しない屋根材へ切り替わった初期の商品で、現在は廃番となっています。築年数の経過により、ひび割れや欠け、表面の剥がれなどが発生している屋根もあります。
屋根材自体の劣化が進んでいる場合、表面を塗装しても割れや強度までは回復できません。そのため、屋根の状態に応じてカバー工法や葺き替え工事を検討する必要があります。
コロニアルNEOは見た目だけで判断することが難しいため、屋根材の割れや破片の落下が見られたときは、専門業者による詳しい点検をおすすめします。
コロニアルNEOにカバー工法でシルキーG2を重ね葺き工事施工工程
①棟撤去・軒先水切り
はじめに、カバー工法の施工に干渉する既存の棟板金と棟下地をすべて撤去します。
撤去後は、屋根の先端となる軒先部分に「軒先水切り」を取り付けました。軒先水切りは、屋根を流れてきた雨水を適切に雨樋へ流すための大切な役物です。












②ルーフィング(防水シート)
続いて、既存のコロニアルNEOの上にルーフィングを施工します。
今回使用したのは、田島ルーフィングの「タディスセルフ」です。裏面に粘着層が付いた改質アスファルトルーフィングで、既存屋根の上に施工するカバー工法に適した防水シートです。
軒先から棟に向かって、上下左右の重ね幅を確認しながら丁寧に貼り進めていきました。
仕上げとなる屋根材だけでなく、その下に施工するルーフィングも雨漏りを防ぐための非常に重要な部分です。完成後には見えなくなる場所だからこそ、施工基準を守って確実に仕上げていきます。


















③ケラバ板金・シルキーG2本体・棟板金の取り付け
ルーフィングの施工が終わったら、屋根の端部にケラバ板金を取り付けます。
続いて、福泉工業の「シルキーG2」本体を軒先から棟に向かって順番に葺いていきます。一枚ずつ位置や納まりを確認し、専用のビスでしっかりと固定しました。
シルキーG2の本体を屋根の頂上まで葺き上げたら、棟部分に止水材となるシーラーを貼り、その上に棟下地を取り付けます。
最後に棟板金をかぶせ、しっかりと固定したら屋根カバー工法の完成です。


















④完成
コロニアルNEOの上に、シルキーG2を使用した屋根カバー工法が完成しました。
今回は、鮮やかでありながら周囲の景観にもなじむ「グリーン」をお選びいただきました。屋根全体がきれいに仕上がり、建物の印象も明るく生まれ変わりました。
現在は雨漏りしていない屋根でも、屋根材の割れや破片の落下は、劣化が進んでいるサインの一つです。地面に屋根材の破片が落ちている場合は、無理に屋根へ上がらず、早めに専門業者へ点検をご依頼ください。


















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