



瓦屋根の雨漏りで軒先が崩落|まずは屋根の葺き替えから
今回は、瓦屋根からの雨漏りによって、軒先部分が大きく腐食してしまったお宅の屋根葺き替え工事です。
こちらのお宅では、軒天や鼻隠しが漆喰で仕上げられていました。
瓦屋根から入り込んだ雨水が軒先内部へ回り、その水分が外へ抜けにくい状態が続いたことで、内部の木材が徐々に腐食していったと考えられます。
最終的には腐食がかなり進み、軒先部分が一気に崩落してしまいました。
軒天や鼻隠しの修理も当然必要ですが、まず止めなければならないのは屋根から入り続けている雨水です。
そのため工事初日は、屋根の葺き替え作業を優先します。
最初に既存の瓦を撤去していきます。
瓦を撤去した後は、屋根下地の状態を確認しながら必要な部分を補修し、新しい屋根下地として合板を施工していきます。
屋根を開けた状態のまま作業を終えることはできませんので、この後、防水まで確実に進めます。




合板を施工した後は、防水のためのルーフィングを施工します。
今回使用するのは、粘着層付きルーフィング「カスタムライト」です。
屋根の葺き替え工事では、作業途中に突然雨が降る可能性も考えなければなりません。
そのため私たちは、瓦を撤去した部分については、できるだけその日のうちにルーフィングまで施工し、雨が降っても建物内部へ水が入らない状態にしてから作業を終えるようにしています。
今回も初日は、瓦撤去、合板施工、カスタムライトの施工まで、できる範囲を確実に仕上げていきます。
また、この現場では屋根の葺き替えが終われば完成というわけではありません。
雨漏りによって傷んでしまった軒天を修理し、鼻隠しや破風板についても、ぐるりと一周板金で覆って仕上げる工事を行います。
こうした部分は一つひとつ形に合わせて板金を加工する必要があり、見た目以上に手間と時間がかかります。
そのため、屋根の葺き替えから軒先まわりの修理まで含めると、今回の工事は1週間以上かかる予定です。
屋根だけを新しくするのではなく、雨漏りによって傷んでしまった部分まで確認し、建物全体を長く守れるように修理を進めていきます。
