


レクトプルーフ屋根工事の3日目、最終日の作業です。
この日は、棟板金の取り付けを行いました。
作業は1名で、約半日ほどの作業となりました。
レクトプルーフの屋根工事では、棟部分の下地に木材を使用します。
屋根工事において、棟板金の下地に木材を使う場合、将来的に木材が腐食してしまうことを心配される方もいらっしゃると思います。
実際、一般的な棟板金の納まりでは、下地の木材に水が回ってしまい、年数が経つと棟板金が浮いてきたり、釘やビスが効かなくなってしまったりすることもあります。
しかし、レクトプルーフの場合は、屋根本体の形状が立体的になっているため、棟下地の木材が屋根本体に直接接触するような納まりにはなりません。
そのため、木材に水が回りにくく、腐食の心配が比較的少ない構造になっています。
また、棟板金自体も木材に直接留め付けるのではなく、屋根本体へビスで固定していきます。
つまり、棟下地の木材は、棟板金を固定するための重要な下地というよりも、棟板金の形を安定させるためのバックアップ材に近い役割となります。
万が一、将来的に木材が傷んだとしても、棟板金そのものの固定には大きな影響が出にくい納まりです。
屋根材によって、棟板金の納まりや下地の考え方は違います。
ただ屋根材を取り付けるだけではなく、その屋根材に合った正しい納まりで施工することが、長持ちする屋根工事には大切だと思います。



棟板金の取り付けでは、下地だけでなく、面戸の納め方も大切になります。
レクトプルーフの場合、下り棟には下り棟用の面戸を差し込み、本棟の下には屋根の形状に合わせた棟面戸を取り付けていきます。
本棟と下り棟では形が違うため、それぞれに合った部材を使い分けながら施工していきます。
この面戸の納まりが悪いと、棟板金の下に隙間ができてしまったり、仕上がりがきれいに見えなかったりすることがあります。
屋根工事では、屋根材本体をきれいに葺くことももちろん大切ですが、最後の棟まわりや端部の納まりで、雨仕舞いの良し悪しが大きく変わってきます。
下り棟の軒先部分については、現場ごとに自分たちで折り込んで加工する場合もあります。
ただ、作業時間の短縮や仕上がりの安定を考え、ほとんどの場合は既製品の下り棟用軒先部材を使用しています。
これは、あらかじめ軒先の形に折り曲げてある部材です。
現場で一から加工するよりも納まりが安定しやすく、作業もスムーズに進めることができます。
今回も、棟板金、面戸、下り棟の軒先部材まで無事に取り付けが完了しました。
これでレクトプルーフの屋根工事は完了となります。
レクトプルーフは、雨仕舞いに優れた屋根材ですが、棟や下り棟、軒先部分など、細かい部分の納まりをしっかり考えて施工することが大切です。
今回も最後まで問題なく、きれいに仕上がってよかったです。
屋根の状態や屋根材選びでお悩みの方は、屋根リフォーム相談窓口までお気軽にご相談ください。
