マックスハイプルーフでの屋根カバー工事
ご依頼の経緯








複数社を比較した末、YouTubeをきっかけにご依頼いただきました
今回の施工事例は、沼津市にお住まいのお客様からご依頼いただいた屋根工事です。
お問い合わせをいただいた際、富士宮市から少し離れた地域のお客様だったため、どのようなきっかけで弊社を知ってくださったのか気になっていました。
現場調査に伺いお話を聞いたところ、YouTubeチャンネル「屋根屋のノブ」の動画をご覧いただいていたことが分かりました。
お客様はすでに地元の施工業者数社やハウスメーカーから見積もりを取られており、比較検討をされている途中でYouTubeをご覧いただくようになったそうです。
動画をご覧になる中で弊社の考え方や施工方法に共感してくださり、現場調査の段階から「ぜひお願いしたい」とお話しいただいていました。お見積もり提出後もすぐにご依頼をいただき、非常にありがたいご縁となりました。
今回採用した屋根材は「マックスハイプルーフ」です。板厚0.6mm、フッ素含有率80%のフッ素塗装を採用した、高耐久仕様の金属屋根材です。
建物は平屋でありながら屋根面積は約210㎡と非常に大きく、地上からも屋根全体がよく見える造りとなっています。そのため、完成後の外観にも大きく影響する、施工のしがいのある現場です。
既存屋根は化粧スレートで、以前ハウスメーカーによる屋根塗装が行われていました。お客様のお話では、当時勧められるまま塗装工事を行ったとのことでした。
屋根の状態や将来的な耐久性を考える場合、必ずしも塗装だけが最適な選択になるとは限りません。今回は現在の屋根の状態を確認したうえで、新しい金属屋根材による改修工事をご提案しました。
棟撤去、下地ルーフィング貼り














珍しい化粧スレート製の棟を撤去して防水下地を施工
既存の屋根は化粧スレートで、今回は既存屋根の上から新しい金属屋根材を施工するカバー工事を行います。
カバー工事では、新しい屋根材をきれいに納めるため、既存の棟部分を撤去して屋根面を平らにしたうえでルーフィングを施工していきます。
一般的な化粧スレート屋根では棟板金が取り付けられていることが多いのですが、今回のお宅には非常に珍しい棟が施工されていました。
30〜40cm程度の化粧スレートに似た部材を一枚ずつ重ねながら棟を形成しているもので、長年屋根工事に携わっている私たちでも、ほとんど目にすることのない仕様です。
通常の棟板金のように簡単に取り外すことができず、固定されている釘を一本一本抜きながら慎重に撤去しました。また、撤去時には古い棟材が細かく崩れてしまうため、廃材も大量に発生し、通常よりも時間のかかる作業となりました。
棟の撤去と並行して、防水下地となるルーフィングを施工します。
今回使用したのは、弊社で標準的に採用している粘着層付きルーフィング「カスタムライト」です。既存屋根へしっかり密着させながら施工できるため、屋根カバー工事の下地として使用しています。
屋根面積が約210㎡ある大きな平屋ということもあり、使用したカスタムライトは約21本。棟の撤去作業にも時間がかかったため、2日間かけて屋根全面の防水下地を仕上げました。
屋根材そのものだけでなく、その下に隠れてしまうルーフィングを確実に施工することが、長く安心していただける屋根工事には重要です。
マックスハイプルーフの施工






















先付け役物から本体、仕上げ板金まで順番に施工
防水下地となるルーフィング施工が完了した後は、マックス建材の「マックスハイプルーフ」を施工していきます。マックスハイプルーフはフッ素樹脂塗装を採用した高耐久の金属屋根材です。 (マックス建材)
屋根本体を施工する前に、まず軒先役物や下り棟部分の下地、谷板金など、後からでは取り付けることのできない先付けの板金役物を施工します。
その後、屋根全体の棟位置などを正確に割り出しながら、マックスハイプルーフ本体を一枚ずつ施工していきました。
工事を行ったのは真夏の非常に暑い時期です。屋根の上は強い日差しを直接受ける過酷な環境ですが、職人たちは通常通りのペースを保ちながら、一つひとつ丁寧に施工を進めました。
真夏の施工では、粘着層付きルーフィングの表面が熱によって柔らかくなり、歩いた際に足跡が残ってしまうことがあります。今回はそのような跡もほとんど見られず、下地の状態を良好に保ちながら屋根本体を施工することができました。
本体施工が完了した後は、棟板金や下り棟板金などの後付け役物を取り付けて仕上げていきます。
また、谷部分ではマックスハイプルーフを現場で切断して納めるため、どうしても切り口がそのまま見えてしまいます。そこで専用のカバー部材を取り付け、切り口を保護すると同時に見た目もきれいに仕上げました。今回の現場でも、谷部分の切り口に専用カバーを施工して仕上げています。 (屋根リフォーム相談窓口)
こうして先付け役物、本体、最後の仕上げ板金まで順番に施工し、大面積のマックスハイプルーフ屋根が完成しました。
雨樋を取り替え完成












軒どい70m以上を交換し、縦どいは詰まりにくい丸型へ
屋根工事の仕上げとして、今回は雨どいの取り替えも行いました。
既存の雨どいは大型タイプで、経年劣化によってジョイント部分の複数箇所から水が漏れている状態でした。お客様も以前から気にされていたため、今回の屋根リフォームに合わせて交換することになりました。
こちらのお宅は非常に大きな平屋で、軒どいだけでも70m以上あります。一般的な住宅と比べてもかなり長く、雨どい工事だけでも相当な施工量となりました。
既存の雨どいを支える吊り金具には、強化プラスチック系の部材が使われていました。
このタイプは非常に硬く、積雪などによる荷重でも変形しにくいというメリットがありますが、長期間使用することで樹脂そのものが劣化する可能性があります。
そこで今回は、ステンレス製の吊り金具へ変更しました。
ステンレスは雪の荷重に対しては強化プラスチックより変形しやすい面がありますが、錆びや劣化が起こりにくく、長期間使用しやすい素材です。今回の地域は積雪がほとんどないため、耐久性を重視してステンレス製を採用しました。
また、既存の縦どいは角型でしたが、新しい縦どいは丸型に変更しています。
角型の縦どいは意匠性が高い反面、内部の幅が方向によって異なるため、落ち葉やゴミなどが引っ掛かりやすくなる場合があります。
丸型の場合は内部の直径がどの方向でも均一なため、異物が引っ掛かりにくく、排水トラブルが起こりにくいというメリットがあります。
そのため弊社では、特別なデザイン上のご希望がない限り、将来的なメンテナンス性も考え、丸型の縦どいをご提案することが多くあります。今回もお客様に理由をご説明し、ご納得いただいたうえで丸型へ変更しました。
屋根にはマックスハイプルーフを施工し、雨どいもすべて新しくなったことで、外観も大きく変わりました。
平屋のため地上から屋根全体がよく見えるお宅でしたが、細部まできれいに納まり、お客様にも大変喜んでいただくことができました。
これですべての工事が完成です。この度は大切なお住まいの工事をご依頼いただき、ありがとうございました。








