


金属サイディング工事の現場では、外壁本体を張る前後の役物取り付け作業が、仕上がりを大きく左右します。
今回の現場は、事情によりシートを掛けたまま1週間ほど工事が空いてしまいましたが、ようやく再開することができました。
今回のポイントは、金属サイディング立て張り特有の納まりにあります。
立て張りの場合、土台部分の水切りは比較的シンプルな形状になるため、下からのぞき込んだ際に下地の木部が見えてしまう場合があります。通常はあまり目立たない部分ではありますが、こうした細かな部分の処理が、完成後の印象を大きく左右します。
そこで今回は、木部が見えないようにするため、先に板金を製作して取り付け、そのうえでスタート部分の役物を取り付ける施工方法を採用しました。
完成してしまえば目立たない部分ですが、こうした配慮の有無で仕上がりの美しさに差が出てきます。



また、サッシまわりにも額縁を取り付けていきますが、今回の現場のようにサッシの出が少ない場合は、下から見たときに下地の木材が見えてしまうことがあります。
こちらのお宅では、ほとんどすべてのサッシでその傾向が見られたため、まず木部を隠すためのL型板金を製作して取り付け、その上にコの字型の額縁を取り付ける二重構造で納めていきました。
さらに、軒天部分や外壁の見切り部分、バルコニーまわりなどにも額縁を仕込み、どこから見ても木部が見えにくいよう丁寧に施工を進めています。
こうした工程は見た目には派手ではありませんが、仕上がりの印象や完成度に大きく影響する大切な作業です。時間のかかる工程ではありますが、細部まで手を抜かずに納めることが、長く安心できる外装工事につながると私たちは考えています。富士宮市、屋根屋のノブ
