


窓周りの額縁板金には見た目以外の役割があります
先日からご紹介している、外壁の角波板金工事の続きです。
今回は、角波板金を施工する際に重要となる、窓周りの納め方について解説します。
角波板金は窓の形に合わせて切断し、切った状態のまま施工することもできます。しかし、私たちの施工では、窓周りに必ず額縁板金を取り付けています。
額縁板金を取り付けることで、窓周りの仕上がりを均一に整えることができます。さらに、外壁を流れてきた雨水を角波板金の内側や透湿防水シート側へ回り込みにくくするという、大切な役割もあります。
特に注意しなければならないのが、雨水を受けやすい窓の上端です。
最初に窓の上側へコーキングを打ち、内側へ折り曲げたL型の板金を密着させます。これにより、外壁を伝った雨水が窓の内側へ回り込むのを防ぎます。
その上からコの字型の額縁板金を取り付け、額縁の中へ角波板金を差し込んで仕上げます。
完成後には隠れてしまう部分ですが、窓周りからの雨水の侵入を防ぐためには、このような下準備が非常に重要です。







表面に露出したコーキングは将来のメンテナンス箇所になります
今回の施工方法は、角波板金だけでなく、金属サイディングを施工する際にも採用しています。
一般的な施工マニュアルに記載されている方法ではなく、これまでの施工経験をもとに独自に行っている方法ですが、防水性と将来の維持管理を考えた、非常に有効な納め方だと考えています。
窓周りの施工では、額縁板金を取り付けた後、外側からコーキングを打って仕上げている例も多く見られます。
しかし、表面に露出したコーキングは紫外線や雨風を直接受けるため、時間の経過とともに硬化やひび割れ、剥離などが起こります。コーキングが劣化すれば、打ち替えなどのメンテナンスも必要になります。
そこで私たちは、必要なコーキングを板金の内側へ隠し、完成後には見えないように施工しています。仕上げとして外側からコーキングを打つことも、原則として行いません。
工事直後の見た目だけでなく、10年後、20年後、30年後まで考えると、劣化しやすいコーキングを表面へ露出させないことが大切です。
角波板金や金属サイディングの工事を検討する際には、使用する外壁材だけでなく、窓周りの額縁板金やコーキングがどのように納められているかも確認していただきたいと思います。
