


打診検査で外壁の浮きを確認し、工事内容をご提案
外壁塗装を進めていた現場で、塗装工程が完了したとの連絡を受け、西面の外壁カバー工事に着手しました。
当初は、すべての外壁を塗装する内容でお見積もりをご依頼いただいていました。しかし、事前調査で西面に大きなひび割れが3箇所ほど見つかり、細かなひび割れも確認されました。
ひび割れへの対応は、表面の状態だけでなく、外壁や下地の状態によって異なります。軽微なものであれば補修後に塗装できる場合もありますが、外壁に浮きが生じている場合は、それだけでは十分な対処になりません。
今回、外壁を叩いた際の音などから状態を確認する打診検査を行ったところ、ひび割れの周辺で広範囲に浮きがあると判断しました。
表面を補修して塗装しても、浮いた外壁の固定状態が改善されるわけではなく、剥落などへの懸念が残ります。
そのため、お見積もりの段階で、西面については塗装ではなく、角波板金による外壁カバー工事をご提案しました。
外壁の状態と工事の目的をご説明し、お客様にご了承いただいたうえで、今回の施工に至っています。





防水と下地の固定、建物全体の色合わせにも配慮
西面は透湿防水シートで覆い、木下地を取り付けたうえで、角波板金を施工していきます。
今回の計画では、木下地で既存外壁を押さえるとともに、新しい外壁材を取り付けるための下地を整えます。施工にあたっては、固定先の健全性を確認し、適切に取り付けることが重要です。
また、透湿防水シートと外壁材によって雨水の浸入を抑え、既存外壁を保護することで、劣化が進むリスクの低減を図ります。
ただし、カバー工事によって既存外壁の傷みそのものが元に戻るわけではありません。外壁の状態に応じた下地処理や、施工後の点検も大切です。
仕上げの角波板金は、お客様が選ばれたグレーを使用します。ほかの面の塗装色もこのグレーに合わせて選定しているため、異なる外壁材を組み合わせても、建物全体のまとまりを意識した仕上がりとなる予定です。
外壁リフォームでは、見た目を整えることに加え、現在の傷み方に合った工法を選ぶことが重要です。
今回も、事前調査で確認した状態をもとに、塗装する面とカバー工事を行う面を分けて施工を進めています。
