



今回は、長年使用してきたポリカ波板の全面張り替え工事をご紹介します。
施工したのは、昔からお付き合いのある畳屋さんのお宅です。屋根屋のノブが高校生の頃から親しくさせていただき、当時はよく泊まらせていただいたという、長いご縁のあるお客様です。
お客様によると、現在取り付けられている波板も、以前に屋根屋のノブが施工したものとのことでした。ただ、かなり昔の工事だったため、本人の記憶には残っていませんでした。
波板全体に大きな変形や著しい破損はありませんでしたが、数か所に穴が開いていました。おそらく、ボールなどが当たった衝撃によって破損したものと思われます。
ポリカ波板は部分的な交換もできますが、全体が同じ年数を経過している場合、ほかの部分も徐々にもろくなっている可能性があります。そのため今回は、部分補修ではなく全面的に張り替えることになりました。




波板の色について、お客様は当初、屋根も壁も同じブラウンで構わないとおっしゃっていました。
しかし、壁部分までブラウンにすると内部が透けて見えやすくなるため、壁は従来と同じ白色にすることをご提案しました。最終的には、屋根をブラウン、壁を白色とし、これまでの外観をそのまま再現する形で仕上げています。
ポリカ波板は、一般的な塩ビ波板と比較して非常に強く、耐衝撃性や耐久性に優れています。ただし、ポリカーボネートも永久に使用できるわけではありません。紫外線や熱、風雨などの影響を長期間受け続けると、少しずつ硬化してもろくなり、衝撃で穴が開きやすくなります。
これまでの施工経験では、20年ほど経過すると、ポリカ波板にもろさが現れてくることが多いと感じます。今回の波板は直射日光を受けにくい北側に設置されていたため、紫外線による劣化が比較的少なく、20年以上使用できた可能性があります。
新しいポリカ波板へ張り替えたことで、耐衝撃性も本来の状態へ戻りました。今後しばらくは、サッカーボールなどが当たる程度の衝撃で簡単に割れる可能性は低いと思います。大きな衝撃を与えず適切に使用すれば、20年以上長持ちすることも期待できる素材です。
屋根と壁の波板が新しくなり、以前の姿を保ちながらきれいに仕上げることができました。
