


今回は、セキスイU瓦の屋根の葺き替え工事が始まった現場についてご紹介します。
セキスイU瓦は、過去に多く使われた屋根材ですが、初期の製品にはアスベストが含まれているものがあります。
そのため、葺き替え工事を行う前には、アスベスト含有の可能性について確認することが大切です。
今回の現場では、棟部分に表示されている型番の確認や、屋根材表面の劣化状態などを見ながら判断を行いました。
また、ケラバ側に使われている袖瓦の形状や長さも、判断材料の一つになります。
セキスイU瓦は、型番や形状、劣化の仕方などから、ノンアスの可能性が高いか、アスベスト含有の可能性があるかを、ある程度見分けられる場合があります。
今回は、確認できる情報をもとに、ノンアスである可能性が高いと判断し、工事を進めることになりました。
工事初日は、まず既存のセキスイU瓦を外せる範囲まで撤去していきます。
屋根材を外した後は、そのままにせず、合板を敷き詰めて下地を整えます。
その上から、粘着層付きルーフィングを施工していきます。
葺き替え工事では、屋根材を外した後の雨対策がとても重要です。
その日の作業で、どこまで撤去し、どこまで防水処理を完了させるかを考えながら進める必要があります。



最近は、建築資材の不足により、ルーフィングなどの材料が手に入りにくくなることもあります。
ルーフィングは、屋根の防水に関わる非常に重要な材料です。
屋根材の下に隠れてしまう部分ですが、雨漏りを防ぐうえでは欠かせない存在です。
材料が不足してしまうと、屋根工事そのものが進められなくなることもあります。
当社では、今のところある程度の在庫を確保していますので、しばらくは屋根工事にも対応できる状態です。
今回の建物は、床屋さんとして営業されている建物です。
しかも年中無休で、休みの日がないとのことでした。
そのため、工事中はお客様や来店される方への配慮がとても重要になります。
屋根工事では、どうしても作業音やホコリ、資材の搬入などが発生します。
職人には、営業中のお店であることをしっかり意識し、お客様に十分注意しながら作業を進めるよう伝えています。
屋根の工事は、ただ傷んだ屋根を直すだけではありません。
住んでいる方、建物を使っている方、来店される方にできるだけ負担をかけないように進めることも、とても大切です。
セキスイU瓦の葺き替え工事では、アスベストの確認、既存屋根材の撤去、下地の確認、防水紙の施工など、注意すべきポイントが多くあります。
今後も安全に配慮しながら、丁寧に工事を進めていきます。
