


静岡県御殿場市のお客様から
「屋根から流れてくる水が雨どいに入らず、下に落ちてしまう」
というご相談をいただき、現地調査に伺いました。
御殿場市は静岡県内でも雪が降りやすい地域のため、屋根には雪止め金具が取り付けられていました。
そのためお客様も最初は
「雪の重みで壊れてしまったのではないか」
とお考えでした。
しかし実際に確認してみると、壊れていたのは軒先の端から約3メートルほどの部分でした。
さらに詳しく見ていくと、原因は雪だけではなく施工方法にも問題がありました。
雨どいを支えている樋吊り金具が、板金用の細いステンレス釘で固定されていたのです。
本来この部分は、雨どいの固定に適したビスなどで施工する必要があります。
細い釘では強度が弱く、長年の荷重に耐えきれず外れてしまうことがあります。



今回は壊れていた軒先から約3.5メートルの軒どいを取り外し、樋吊り金具の固定方法を改善しました。
これまでの釘ではなく、雨どいの施工に適したステンレス製の板金ビスを使用して、しっかりと固定し直しています。
理想を言えば、同じ施工がされている可能性もあるため、家全体の雨どいをすべて打ち直すことが望ましい状態でした。
しかし今回はお客様のご希望により、壊れてしまった部分のみを修理する形となりました。
また今回の現場では、軒どいの色も特徴的でした。
現在主流となっている半月どいの色は
黒
こげ茶
グレー
白
ですが、今回は赤色の雨どいでした。
この赤色は昔は比較的よく使われていた色ですが、現在ではあまり見かけない珍しい色となっています。
そのため同じ色の製品を取り寄せ、既存の雨どいと違和感が出ないように交換いたしました。
小さな工事ではありますが、施工方法を正しく直すことで雨どいの耐久性は大きく変わります。
雨どいから水があふれる、地面に水が落ちるといった症状がある場合は、早めの点検をおすすめいたします。
