屋根の葺き替えリフォームRoof replacement

屋根の葺き替えって、どんな工事?
既存の屋根材を撤去して、新しい屋根材にリフォームする工事です。屋根を新築のときと同じ状態にできますし、屋根材も、スレート、瓦、金属屋根など選べますので、屋根のリフォーム方法としてはもっとも王道のリフォームです。ガルバリウム鋼板、SGL鋼板などを選ぶことで、耐震性をアップさせることもできます。
ただ、費用的には、他の屋根リフォームと比べて高くなりますので、ご予算や、今後何年お住まいになるか、なども考慮する必要があります。
屋根葺き替えのポイント

- 軽量金属屋根(ガルバリウム、SGL鋼板等)がオススメ。耐震性がアップします。
- 瓦屋根にする場合は、地震や台風に強い防災瓦で、耐震性を考慮して軽量な瓦がオススメ。
- 予算的には、一般的な戸建て住宅で120~200万円程度(面積・材質により上下します。)
屋根葺き替えの注意点

- アスベストを含む屋根の場合、撤去費用が高くなるため、予算によってはカバー工法を選択しましょう。
- 屋根材の下に敷く防水シート「ルーフィング」の張替えは必須です。見積もりをよく確認しましょう。
- ルーフィングの下に敷く野地板も、劣化状況により、張替えが必要になります。
屋根の葺き替えに人気の屋根材Most polular roofing materials

屋根を葺き替えリフォームする際、どんな屋根材があるかをまずは知っておきましょう。そのうえで、できれば『耐久性が高く』『地震にも強く』『見た目も美しい』屋根材を選ぶことがオススメです。
その中で、予算や好みに応じて、良い屋根材を選択していただくのが良いでしょう。
また、リフォーム前の屋根材が、アスベストを含む屋根材だった場合、葺き替えは工事費用が高額になりますので、その際は屋根カバー工法もご検討ください。
価格 | 耐久性 | 耐久性 | デザイン | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
ガルバリウム | 7,000円/㎡~ | 20~30年 | ◎ | 〇 | 耐震性もアップし、安価でリフォームするならオススメです! |
SGL鋼板 | 7,500円/㎡~ | 30~50年 | ◎ | 〇 | ガルバリウムよりも耐久性が高いため、ご予算があれば、一番オススメです。 |
軽量瓦 | 11,000円/㎡~ | 30年~ | 〇 | ◎ | 瓦をご希望の方には、ご提案させていただいております。金属瓦とも比べてみましょう。 |
金属瓦 | 10,000円/㎡~ | 25~40年 | ◎ | ◎ | 瓦の見た目が好きな方には、見た目は瓦で耐震性も高く、一押しの屋根材です。 |
スレート | 6,000円/㎡~ | 20~25年 | 〇 | ◎ | 一番安価に張替えリフォームするなら、スレート屋根がオススメです。 |
※ 上記価格は目安です。付帯の役物工事や、防水シート、野地板交換の有無により金額は上記に加算されていきます。
※ 耐用年数は製品により、多少前後します。
※ デザインについては、個人ごとの好みによる差も大きいため、実際にカタログ等にてご確認ください。
エスジーエル鋼板
ガルバリウム鋼板を改良したエスジーエル鋼板は、ガルバリウムと比べて、3倍以上の耐久性があります。また、断熱塗装がされてあるもの、断熱材と一体になっているものだと、さらに断熱効果も高くなります。

エスジーエル鋼板の
代表的な製品

アイジー工業
スーパーガルテクト

ニチハ
横暖ルーフS

日鉄鋼板
ニスクカラーSGL
軽量瓦・防災瓦
瓦の持つ長い耐久性はそのままに、従来の瓦と比べ、軽量化され、ずれや落下リスクもなく、さらに地震や台風などの災害にも強い瓦も人気です。従来の瓦が、1㎡50kgあるのに対して、軽量瓦は、その半分以下のものもあります。

軽量瓦・防災瓦の
代表的な製品

ケイミュー
ROOGA

新東
セラムF

鶴弥
サンレイ
金属瓦・石粒付金属屋根
金属屋根のように、軽量でありながら、見た目を選ぶこともできます。金属瓦は、遠目には瓦のように見えますし、石粒付ガルバリウム屋根は、オシャレなデザイン、風合いで人気の屋根材です。また、耐久性も30年耐久と長いものもあります。

金属瓦・石粒付金属屋根の
代表的な製品

新東
SHINTOかわらS

イコタイル
ヴィクセン

マックス建材
マックス瓦
一番良い屋根材をご提案します

屋根材にはご紹介したもの以外にもたくさんの種類があります。屋根リフォームの相談窓口では、各加盟店が様々な屋根材を取り扱っていますので、お客様のご要望に一番併せた屋根材をご提案しております。
屋根のリフォームをご検討の際には、どうぞ、お気軽にご相談ください。
屋根の葺き替えリフォーム事例Examples of construction


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屋根葺き替えで
見落としがちなところ
Key points of roof replacement
断熱性をチェック
ガルバリウムやSGL鋼板などの軽量金属の屋根材に葺き替えする場合は、断熱性能も確認しましょう。断熱材一体型のガルバリウム屋根材や、遮熱塗料が塗られた屋根材もあります。年々温暖化が進んでいますので、リフォームしたら部屋が暑くなった、なんてことが無いように、断熱性能もしっかり確認しましょう。

防音性をチェック
瓦屋根から、金属屋根に葺き替えをすると、雨音が大きくなる場合があります。ですので、音が気になる方は、軽量瓦か、石粒付ガルバリウム屋根をご検討ください。石粒付ガルバリウム屋根は、石粒が吹き付けられているため、音が大幅に減少します。また、軽量瓦・防災瓦も防音性には優れています。

メンテナンスについて
30年耐久の屋根にしたから、メンテナンス不要かというと、製品により、まちまちです。塗装が必要なものもあれば、逆に不要なものがあったりします。また、施工方法により、コーキングの補修は10年に一度は必要になります。その点を踏まえた上で、どの屋根材にするかしっかりと検討しましょう。

防水シートは高品質なものを
屋根は屋根材の下に防水シート(ルーフィング)と呼ばれるゴム製シートを張ります。それにより、屋根材にトラブルがあっても防水シートで雨漏りを防いでくれるのです。20年、30年は当然持たせたいと思いますので、万が一があっても、安心できるよう、防水シートは高品質なものを選びましょう。

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