「屋根の修理をしないと雨漏りすると言われて…確認して欲しい」とのご依頼
こんにちは。現場管理桑畑です。
F様から「訪問販売の業者から、屋根が破損していてこのままでは雨漏りすると…本当ですか?」とのご相談がありました。
とても素晴らしい判断です!ご依頼ありがとうございます。
いきなり飛び込み営業をしてくる業者の言うことは本当がウソかわからないので、すぐ屋根に登らせたり契約するのはNGです。まずは地域の信頼できる業者に一度ご相談ください。
【施工前】カラーベスト屋根材にヒビや割れ、黒ずみ汚れが






まずはドローンを飛ばして屋根を撮影しました。確かに屋根材にヒビがあったり破損していました。
アスベストが使用禁止になってから生産されたカラーベストという屋根材でした。
アスベストが使用されていない「カラーベスト」とは?
「カラーベスト」はアスベストの代わりに繊維やセメントを使用した屋根材です。
ただ、耐久性は従来より劣るため、割れやすいです。
アスベストは耐火性・断熱性に優れた素材として屋根材や建材に広く使われてきましたが、吸い込むと中皮腫や肺がんなどの深刻な健康被害を引き起こすことが明らかになり、2006年に全面使用禁止となりました。
幸い雨漏りはなく、下地は無事のようでした。そのため、屋根材と防水シートを入れ替えるカバー工法をご提案しました。
古い屋根材を撤去して防水シートを敷きます




念の為住宅全体も点検させていただき、屋根には問題がありませんでした。やはり窓周辺のシーリング劣化が雨漏りの原因でした。
窓サッシと下屋根、外壁同士の隙間を埋めるシーリングを一度撤去し、新しいものと入れ替えていきます!
また、窓のパッキンも傷んでいることが判明したため、こちらも交換することとなりました。
防水シートを被せて「横暖ルーフas」を設置








横暖ルーフasとは?
ガルバリウム鋼板というサビに強い金属をベースに、表面にフッ素樹脂塗装を施した屋根材です。裏側には断熱材(硬質ウレタンフォーム)を一体化しており、軽量なのに丈夫で、遮熱・断熱性にも優れています。
- 軽量性:瓦の約1/10の軽さで、建物への負担が少なく耐震性の向上に効果的。
- 高い耐久性:ガルバリウム鋼板にフッ素樹脂塗装を施し、サビや色あせに強い。
- 優れた断熱性:屋根材に断熱材を一体化し、夏の暑さ・冬の寒さを軽減。
- メンテナンス性:塗り替え周期が長く、長期にわたって美観と性能を維持できる。
↓↓横暖ルーフの施工事例はこちらにも!


屋根の頂上部に「換気棟」を設置
防水シートと下地に穴をあけて屋根裏の空気を逃すための部材を設置します。それが換気棟です。






換気棟をつけるメリット
- 屋根裏の熱気を排出し、夏の室内温度上昇を抑えられる
- 湿気を逃がして結露やカビの発生を防ぎ、建物の寿命を延ばせる
- 冷暖房の効率が上がり、省エネ・光熱費削減につながる
- 小屋裏の空気が循環し、住まい全体の快適性が向上する
上記のようにメリットがたくさんあり、室内の温度が快適になるケースが多いです。湿気を逃して結露やカビも防止するので、住宅が長持ちするのも良い点ですね^^
※経年劣化により雨漏りしやすくなるというデメリットもあるので、定期的な点検が必要です。
【施工後】横暖ルーフasで約25年長持ちする屋根に!


ダークグレーの屋根が美しい仕上がりです!メーカー様の25年保証がありますので、しばらく雨漏りの心配はいりません。
もちろん、台風や雹に被災された場合には無料で点検いたしますのでお気軽にお声掛け下さい!




F様も「雨漏りすると言われてどうしようと思ってましたが、地元の業者さんに直してもらえてよかったです。」と安心された様子でした!
換気棟設置すると、屋根裏の湿気を効率的に排出!


F様邸のように、棟の中央に換気棟を設けると屋根裏の湿気を逃すことができ、
- 建物の断熱性能が向上して冷暖房費が削減
- 屋根裏の木材腐食やカビ発生を防ぐ
などの良い効果があります。
こちらは屋根リフォームの際に取り付けることができます!
ご興味のある方はお気軽に屋根リフォーム相談窓口までご連絡ください^^
最後までご覧いただきありがとうございました!