こんにちは、屋根リフォーム相談窓口です。
当ホームページをご覧いただきありがとうございます。
今回、下記の写真のように屋上からの雨漏りが家屋内に侵食してしまっていた三島市の方からご依頼をいただき、屋上の防水工事をウレタン通気緩衝工法にて行いました。本日はその時の様子をお届けいたします!
ウレタン通気緩衝工法とは
ベランダや屋上、雨漏りしている建物に適した防水工法で、通気性のあるシートを下地に貼り付け、その上にウレタン防水材を塗布する施工方法です。今回は屋上からの雨漏りが影響している建物でしたので、ウレタン通気緩衡工法を勧めさせていただきました。
メリット
通気緩衡工法により、閉じ込められた水分を逃がすことができ、膨れ現象がなくなり塗装が剥がれるリスクが低くなります。
また、床がコンクリートの場合、通気緩衝シートによってコンクリートの亀裂やひび割れなどを抑制することも可能になります。
デメリット
通気緩衡工法は技術を必要とするため、専門業者しか施工できないことです。
また、他の工法に比べ各工程での乾燥時間を要するため、一般的な防水工事より時間がかかります。
当店では、実績の多い熟練した職人が在籍しており、安心してお任せいただけると同時に、雨漏り調査や点検を事前に承っております。点検後には必要に応じた工事をご提案させていただきますので、気になる症状があったり、「我が家はどうだろう?」と思われましたら、まず一度ご相談ください。
ウレタン通気緩衝工法の工程
ウレタン通気緩衡工法は以下の工程で行われました。
2/25 下地の清掃・プライマー塗布
下地をきれいに清掃することで異物を除去し、防水材をしっかり塗布できる状態にします。
汚れがきれいになったのがわかるかと思います。
清掃が完了しましたら、プライマーと呼ばれている下地材を塗布します。
プライマーを塗布する理由は、通気緩衝シートとの密着をより良くするためで、塗布した後は十分に乾燥させることがポイントです。
2/27 通気緩衝シートを全面に敷き、ジョイント部分をテープでとめる
乾燥を終えたら次に通気緩衝シートを貼っていきます。
全面に通気緩衝シートを貼り終えたら、ジョイント部分をテープで止めていき、通気緩衝シートと下地に隙間ができないようにしっかりと貼り付けます。
この工程は通気緩衝シートの下にウレタン防水材が潜り込まないようにするため、非常に重要な工程になります。
(※ここで隙間があった場合にはコーキングが必要になることがあります)
2/27 脱気弁・脱気筒を設置する
シートの下に閉じ込められている空気を逃がすことができるよう、通気緩衝シートに丸く穴を開けて、脱気筒を設置します。
2/28 通気緩衝シートを密着させ、ウレタン防水塗料1回目
屋上の立ち上がり部分にはメッシュシートを入れて、立ち上がり部分から塗料を塗布していきます。
メッシュシートを入れる理由は、立ち上がり部分には通気緩衝シートが張ることができないためです。
また、メッシュシートを入れることにより、ウレタンを切れにくくする効果があります。
シートが張り終わったら、立ち上がり部分から順番にウレタン剤を塗布していきます。
細かい部分はこのように刷毛で塗っていきます。
1回塗っただけでも、見違えるほどきれいになりましたね!
3/2 ウレタン防水塗料2回目
1回目の塗料を十分に乾燥させた後、2回目を塗布していきます。
3/3 トップコートを塗布する
2回目の塗料を乾燥させたら、仕上げのトップコート塗料を塗装していきます。
トップコート塗料とは防水工事の仕上げで施工する塗料のことで、防水層の経年劣化を出来るだけ抑える役割を果たしてくれます。
施工を施したことにより、雨漏りの心配がなくなり、ご依頼主様にもご満足いただける仕上がりとなりました。
この度はご依頼いただきありがとうございました!
ちなみに、ウレタン通気緩衝工法の耐用年数は約10~15年程度と言われていますが、5~10年毎にメンテナンスが必要になります。
当店ではアフターケアもしっかりさせていただいておりますので、安心してお任せください!
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