「波板が劣化していて、黒くなったり割れたりしている」とのご相談が。
こんにちは。現場管理桑畑です。静岡県焼津市で、「駐車場と母屋の間にある波板の屋根が割れていて破片が落ちてくる」とご相談がありました。波板は軽くて扱いやすく、駐車場やベランダなどちょっとした所の屋根によく使用されています。
波板が全体的に黒ずんでいて、ところどころ割れている箇所がありました
早速現場に伺ったところ、波板の黒ずみや割れが目立っていました。波板がこのように黒くなるのは、紫外線や熱の影響で変色しているためです。
また、O様邸の波板は塩ビ素材だったため劣化すると硬化して割れやすくなり、強風や雨で破損する確率が高い状態でした。
ポリカーボネード波板への交換工事をご提案しました
屋根全体が黒ずんでいて硬化も進んでいたことから、波板を全て交換することになりました。
素材は今までの塩ビに比べ何倍も耐久性があるポリカーボネードをご提案しました。
「塩ビ」と「ポリカーボネード」の違い
どちらも屋根によく使用される素材ですが、長期使用したいか、短期使用でいいか、によって適切な素材が違ってきます。
短期使用向け
<塩ビ波板の特徴>
メリット
・安価で手に入りやすい
・施工が簡単
デメリット
・耐久性が低く寿命が短い(約3~5年)
・経年劣化で黒ずみ、割れがおこりやすい
長期使用向け
<ポリカーボネード波板の特徴>
メリット
・耐久性、耐候性が高く寿命が長い(約7~10年)
・紫外線に強く、変色や劣化しにくい
・透明度が高く明るさを確保しやすい
デメリット
・価格が高い
・施工にコツがいる(丈夫なので切断しづらい)
【施工開始】既存の波板屋根を全てはがし、土台もキレイに掃除します。
劣化した波板をバリバリとはがし、波板を固定する板金を持ち上げて、掃除しているところです。
こちらは破損した波板の破片や汚れがたまりやすいので、丁寧に掃除をしました。
波板は硬化が進んでいて柔軟性がなくなっており、少しの衝撃で割れやすくなっていました。
台風で飛来物が当たったり、ヒョウが当たったりすると簡単に割れてしまうレベルです。^^;
みなさまのご自宅にも塩ビなどの波型屋根がありましたら、「割れてないかな」と気をつけて見てみてください。
(もしも台風やヒョウなどで破損した場合、自然災害による被害として火災保険が適用されるケースが多いです。)
新しい波板を設置
新しい波板はポリカーボネード素材のため、丈夫で塩ビよりも透明度が高いです。
耐久性も高く、約10年持つとされています。
【施工完了】 全ての波板を交換し、 丈夫でスッキリした屋根に生まれ変わりました!
丈夫で長持ちするポリカーボネード素材の屋根に生まれ変わり、強い雨風の日でも安心して過ごしていただけると思います。
O様にも「丈夫な素材に交換してもらえて、今後しばらくは安心ですね!」と喜んでいただけました。 透明度が高いため、屋根の下の通路が明るくなったこともよかったそうです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
通常の屋根以外にも駐車場やベランダなどちょっとした場所の屋根修理・工事も大歓迎ですので、屋根に気になる点がありましたらお気軽にお問い合わせください!