こんにちは、屋根リフォーム相談窓口です。
当ホームページをご覧いただきありがとうございます。
静岡県浜松市でご依頼主様邸の屋根カラーベスト・外壁塗装の工事を行いました。
塗装工事スタート
屋根塗装工事
屋根カラーベストですが高圧洗浄を行ったところ表面の砂がほとんどとれてしまい白くなった部分がむき出しとなりました。
通常シーラー(下塗り)をいれますと材料を吸い込んでしまい表面に塗膜が張ってない状態になりました。これでは下塗りの意味がないためもう一回下塗りシーラーをいれます。これで計4回塗りとなった具合です。判断基準ですが下塗りを入れた後にしっかりと濡れ感がでているかが肝となってきます。下塗りの塗膜の厚みがない状態で中塗り・上塗りをすると早期の艶飛び、塗料の剥がれの原因となります。
写真にも記載してありますが、中塗り完了後上塗りの施工途中の写真になります。よく見ていただくとわかると思いますが屋根材カラーベストの6枚目までは艶感がピカピカしていると思います。6枚目から下は少しザラっとマットな感じになっていると思います。やはり下地であれほど塗料を吸い込んでいると中塗りを入れた後でもまだ吸い込むということですね。ザラザラとした状態では水の弾きはもちろん汚れの付着の原因となってしまいます。
そして上塗りの計4回塗りをした写真となります。やはり全体に濡れ感が均一になっていると見ていて気持ちがいいですね。これを施工しているときは晴れの日が続いていたので汗をぼたぼたとかきながらやっていたことを思いたします。これにて屋根塗装工程は終了となります。
外壁・付帯部塗装工事
次の工程ですが外壁塗装になります。こうして写真で見てみると外壁にはコケが付着している程度でそこまで劣化が進行している状態には見えません。しかし近づいて見てみますと・・・
シーリング上の表面クラック、胴差しの劣化、これが東面は特に進行しておりました。胴差しは特に劣化が進行しておりボソボソとしています。これは胴差の天場、上の部分から雨水が入り込み胴差の内部から雨水を吸い込んだことによる劣化です。なので本来であれば張替え、もしくはこの上から板金をカバーするのがベストだと思います。ただお客様の予算の都合上塗装でなんとかしてほしいとの事でした。
この劣化具合を塗装で何とかするというのはなかなかに大きな課題でした。工程としましてはまずは表面の膨れている場所のケレン(削り)、胴差上のシーリング処理、吸い込みが止まるまでシーラー、外装用パテの盛り付け(三回ほど)、パテのケレン、そして初めて塗装作業に移れます。
上記の写真を見ていただくと上塗り作業中の写真が色味が違って見えると思いますが、これは塗料が乾きますと色味は濃くなって乾きます。なので乾燥すれば色味は全く同じになります。同じ色を中・上塗りで使うことは絶対条件です。中塗り等で色を変えてしまうと年数がたって色あせが発生したときに違った色が出てくる危険性が高いです。なので工事中に職人さんとコミュニケーションをとっていただけることが一番の手抜き抑制につながることだと思います。
ここの現場は窓回りにもモールの飾りがすべてついていたので雨水の侵入経路がたくさんありました。窓回りにもシーリングを打ち塗装をしております。
おわりに
屋根・外壁塗装工事をご依頼いただきありがとうございました。
次回の塗装工事ではモール部分や屋根のカバー工事などをご提案できればと思います。