「強い風が吹くと屋根でバタバタ音がする。一度見てほしい」とのご相談が。
こんにちは。現場管理桑畑です。静岡県島田市で、「風が強い日に屋根からバタバタ音がする。何か壊れているんじゃないか」と心配そうなお電話がありました。おそらく棟板金がはがれそうになっているのだと推測し、現場に向かいました。
棟板金が全体的に赤くサビていて、今にも外れそうでした
早速ドローンを飛ばして現地調査したところ、棟板金の塗装がはがれて赤くサビ、だいぶ劣化している状態でした。
この状態では、板金の下地である貫板(ぬきいた)も傷んでいると思われます。
このままの状態を放置すると
・棟板金が風で飛散する
・棟板金がズレて隙間から雨水が侵入する
といったトラブルに発展する恐れがあります。屋根には防水シートが張られているので、今すぐ雨漏りするというわけではありませんが、屋根材の裏に雨水が侵入すると防水シートの劣化につながります。
そのため、早めに修繕することになりました。
棟板金の交換工事をご提案しました
屋根全体は色あせしているものの、防水シートもしっかりしており雨漏りはありませんでした。そのため、棟板金の交換のみをご提案しました。
もちろん、屋根全体を葺き替えるとより安心ですが、費用も時間もかかります。M様ともご相談の上で、まずは板金の交換のみでOKとなりました。
【施工開始】既存の板金をはがしたら、貫板がボロボロになっていました
赤くサビた棟板金です。
所々で釘が浮いたりなくなっている箇所がありました。
棟板金をめくってみると、下地の貫板がボロボロに崩れていて、板金を固定する釘の意味がなくなっていました。
いつ風で板金が飛ばされてもおかしくない状況でした^^;
貫板(ぬきいた)を交換
新たな下地の貫板(ぬきいた)は、樹脂製のものを使用しました。
木製の貫板もあるのですが、弊社では樹脂製の貫板への変更をお勧めしております。
樹脂製の貫板は
・耐水性に優れている
・湿気に強い
・木材より劣化しづらい
という特徴があり、吹き込んだ雨水や湿気による劣化が起こりにくくなるからです。
このように、全ての貫板を樹脂に交換しました。
新しい板金を設置
新しい棟板金はSGL(エスジーエル)鋼板を採用しました。耐久性も高く、30〜50年長持ちするとされています。
これで棟は新築同様となりました。強風の日でも安心して過ごしていただけると思います。
M様からも「すぐに対応してもらえて助かりました!」と嬉しいお言葉をいただけました。
最後までご覧いただきありがとうございました!
今回のように、板金のみの部分補修も大歓迎ですので、お住まいの屋根に気になる点がありましたらお気軽にお問い合わせください!