現場調査
今回のご依頼はスレート屋根(コロニアル)の棟板金が風で飛ばされて雨漏りしてしまうんじゃないかという事でお電話頂きました。
現場調査に向かってみるとドーマの棟板金が剥がれている事が確認できました。
すぐには足場を架ける事が出来ないため応急処置として剥がれている箇所にルーフィングを貼り対応しました。
今回の事例は棟板金を新規取り付けで対応しようとしたら谷に異様な段差がありうまく取り付けができない+屋根が傷んでいる事もありヴィクセンでのカバー工法をおすすめしました。
屋根カバー工法 コロニアルからガルバリウム鋼板ヴィクセン施工工程
①軒先水切、ルーフィング(防水シート)、棟谷下地の取り付け
軒先にカバー工法用の板金を取り付け、ルーフィング(防水シート)を張っていきます。谷は一番雨水が集まる箇所なのでルーフィングを張る前に全天シートという粘着性のものを貼ります。
棟包を取り付けるための棟下地と谷板金を取り付けます。
②本体のヴィクセンを張ってく
軒先から順にヴィクセンをステンレスのビスで留めていきます。今回はかなり入り組んでいて役物の取り付けが多かったです。
上まで登り切ったらてっぺんに穴を空け換気カバーを取り付ける。
③ケラバ、棟などの役物を取り付けて完成
ケラバと棟包の板金を取り付け、露出しているビスにシリコンを塗って上から本体と同じ石粒をまぶして完成、引き渡しとなります。
今回の事例は台風シーズンになる今の時期によく起こります。築年数が15年以上経っているお家は特に気をつけて常日頃から見ておくと良いです(もちろん15年以下でも起こりえます)
これにて今回のご依頼は終了となります、ありがとうございました。