外壁塗装を選ばない判断 南面重度劣化サイディングを金属外壁重ね張りで再生した実例 富士宮市 屋根屋のノブ

エリア 富士市
施工内容 外壁金属サイディング
目次

外壁カバー工事

ご依頼の経緯

今回のお客様は、当初「外壁塗装」のご相談でお伺いしました。

南面の正面外壁の色あせや傷みが気になっているとのことで、外観の改善をご希望されていました。

一方で、その他の三面については「特に大きな不安はない」とのお話でした。

現地調査の結果、正面のサイディングは南側という立地条件もあり、紫外線の影響を強く受け、劣化が進行している状態でした。

このようなケースでは、単に塗装を施すだけでは十分な改善にならず、かえって傷みを早めてしまう可能性もあります。

そこで今回は、必要な面のみをしっかりと改善する方法として、正面のみ金属サイディングでカバーする工事をご提案いたしました。

お客様にもご納得いただき、無理に全面施工を行うのではなく、必要な部分に適切な工事を行うという方針で、正面の金属サイディングカバー工事を実施することとなりました。

付帯部分の塗装工事

外壁のカバー工事に入る前に、まずは付帯部分の塗装を行います。

具体的には、雨どい、鼻隠し、軒天、装飾パーツなどの塗装です。

これらを先に仕上げておくことで、新しく張る外壁との色や質感のバランスが整い、全体として自然な仕上がりになります。

外壁だけを新しくしても、周囲との調和が取れていなければ違和感が生じてしまいます。

建物全体の統一感を考えながら、順序立てて工事を進めていきます。

下地工事 透湿シート貼り 下地木工事

塗装工事が完了し、外壁工事が始まりました。

まずは透湿シートを施工します。

写真にはありませんが、サッシなどの開口部には事前にブチルテープを貼り、防水性を高めたうえで、その上に下地材を固定していきます。

透湿シートは、外部からの水の侵入を防ぎながら、内部の湿気を外へ逃がす重要な役割を持っています。

施工しないケースもありますが、将来的な安心を考え、当社では必ず施工しています。

また、下地材についても、人工木材を使用するケースがありますが、耐久性の観点から慎重に検討した結果、今回は木材を使用しています。

見えなくなる部分こそ、建物の耐久性を左右する重要な工程です。

表面だけでなく、内部の構造にも配慮しながら工事を進めていきます。

板金役物工事

サイディング本体を施工する前に、板金役物などの付帯工事を行います。

土台水切りや入隅・出隅部分、サッシ周り、軒天との取り合い部分など、先に役物を取り付けてからサイディングを施工していきます。

あらかじめ納まりを整えておくことで、防水性や仕上がりの精度が高まります。

また、屋根上の三角部分にあるハフ板についても、劣化が進行していたため、今回は塗装ではなく補修工事を行いました。

下地に合板を貼り直し、寸法を計測したうえで板金を製作し、取り付けています。

表面の美観だけでなく、耐久性や将来的なメンテナンス性を考慮しながら施工を進めています。

金属サイディング本体貼り

金属サイディング本体の施工を行います。

今回は正面のみの工事で、バルコニーがある形状でした。

金属サイディング工事では、バルコニー部分の納まりが特に重要になります。

既存のアルミ笠木は基本的に交換できないため、サイディング側を調整しながら施工します。その際、見切り材を用いて、できるだけ違和感のない仕上がりになるよう工夫しています。

この部分に使用する部材は既製品がないため、毎回現場ごとに寸法を測り、板金を製作して取り付けています。

また、バルコニー下部は軒天との取り合いもあるため、既製品の水切りだけでは収まりが難しいケースがあります。そのため、製作した板金と組み合わせながら、防水性と美観の両立を図っています。

今回も、機能面・仕上がりともにご満足いただける工事となりました。

これにて完成です。

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この記事を書いた人

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