みなさん、突然ですがクイズです!住宅の中で一番劣化しやすい場所はどこでしょうか?
正解は・・・「屋根」です。屋根は常に紫外線や雨風にさらされていて、住宅の中でも特に劣化しやすいといわれています。
今回は屋根をリフォームする際にオススメの屋根材を、プロの目線からご紹介します!
屋根リフォームの方法は?
屋根のリフォームには以下の3つが挙げられます。
・屋根カバー工法
・屋根葺き替え工事
・屋根塗装
ただ、屋根塗装は屋根の劣化の根本的な解決にはならないため、今回は塗装以外の方法を簡単にご説明します。
屋根カバー工法
屋根のカバー工法は、既存の屋根材に軽量金属の屋根材をかぶせるリフォーム方法です。
<特徴>
・屋根が二重になる
・防音性、遮音性がアップ
・葺き替えと比べて工期が短くコストも低い
【注意】下地やルーフィング(防水シート)が傷んでいると、施工できません
屋根葺き替え工事
屋根葺き替え工事は、既存の屋根材を撤去して新しい屋根材にリフォームする工事です。
<特徴>
・下地も交換した場合、新築同様の屋根になる
・軽い屋根材を選べば耐震性アップ
・カバー工法と比べて工期が長くコストも高い
【注意】今後も長期間お住まいになるか、費用対効果をよく考える必要があります
人気の屋根材を6種ピックアップ!メリット・デメリットは?
ガルバリウム鋼板(こうはん)
超軽量な金属屋根で、屋根が都会的な印象になります。
メリット
・超軽量
・サビに強い
デメリット
・初期費用が高い
・断熱材がないと、部屋が暑くなりやすい
・ヒョウなど物が当たると傷つきやすい
SGL(エスジーエル)鋼板
「ガルバリウム」よりも耐久性が高い、高スペックな金属屋根材です。
メリット
・超軽量で丈夫
・色あせ、サビに強い
デメリット
・初期費用が高い
・断熱材がないと、部屋が暑くなりやすい
軽量瓦
従来の瓦の2/3~半分の重量で、和風住宅に合う屋根材です。
メリット
・瓦の雰囲気を残せる
・基本的に塗装いらずでメンテナンスが楽
デメリット
・初期費用が高い
・金属屋根と比べると重い
金属瓦
費用が安く、デザインも豊富な点が魅力の金属屋根材です。
メリット
・超軽量
・瓦の雰囲気を残せる
デメリット
・初期費用が高い
・瓦ほどの重厚感はない
石粒付き金属屋根
外国産で費用が安いものもあり、デザインも豊富な金属屋根材です。
メリット
・日本の金属屋根より安い
・デザインが豊富
・滑りにくいので施工しやすい
デメリット
・屋根に継ぎ目がたくさんできる
・日本の板金パーツに合わない場合がある
スレート
日本で最も普及しているセメントが主成分の屋根材です。
メリット
・初期費用が安い
・軽量
・取り扱う業者が多い
デメリット
・薄いので割れやすい
・塗装メンテナンスが必要
屋根のプロがオススメする屋根材!カバー工法にも葺き替えにも◎!
屋根リフォーム相談窓口がオススメする屋根材を、施工事例を交えてご紹介します!
①SGL鋼板
②金属瓦
③石粒付金属屋根
※瓦が好きな方はコチラがオススメです
※葺き替え工事のみ対応
④軽量瓦
①SGL鋼板 塗装のはげたトタン屋根を「ニクスカラーPro」 でカバー
静岡県藤枝市の住宅で5年ごとの定期点検に伺ったところ、トタン屋根の塗装がはがれ、所どころ素地がのぞいてる状態でした。築年数や屋根の状態を考慮し、「しばらくは今の住宅に住み続けたい」とのご要望があり、既存のトタン屋根の上に新しい屋根を被せるカバー工法を提案させていただきました。
SGL鋼板の「ニクスカラーPro」は塗膜15年、穴あき25年の保証があり、超高耐久の屋根材です。そのため、今後長く住む予定の方に特にオススメです!
②金属瓦 傷んだ瓦屋根を「マックススター」 に葺き替え、補助金も活用!
静岡県磐田市にて、老朽化による雨漏りのご相談をいただきました。和風住宅だったので、超軽量の金属瓦「マックススター」での吹き替えをご提案しました。
施工後にはお施主様から「安心した」と言っていただけました。当初懸念点だった雨音も気にならないとの事で、大変オススメできる商品ということが改めて実感できました。
実は今回、3社相見積もりでして、金額に関しては弊社が一番安かったわけではありません。しかし、磐田市の補助金条件が瓦屋根の専門家(瓦屋根診断技士、かわらぶき技能士等)が在籍する業者限定だったため、弊社にお決めいただけました!
③石粒付(いしつぶつき)金属屋根 スレート屋根から、ガルバリウム鋼板の「ヴィクセン」へ
東京都八王子市にて、スレート屋根の「棟板金(むねばんきん)が強風で飛ばされちゃって、雨漏りしてしまうんじゃないか」というご相談を頂きました。現場に急行すると、確かに屋根のてっぺんの板金がない状態・・・!このままでは雨漏りの恐れがあったので、ひとまず応急処置をしました。その後屋根全体を点検し、屋根全体の劣化も激しかったので石粒付金属屋根「ヴィクセン」でのカバー工法をご提案しました。
この屋根材は強風に強い工法で設置するので、今後同じような被害を起しにくいです。また、石粒が付いていて滑りどめの役割もあるので、屋根からの落雪対策にも有効です。約30年の材料品質保証 ・10年の美観保証があり、長期的にメンテナンスフリーとなるのでコスパもいいです♪
今回のような事例は台風シーズンによく起こりますので、築年数が15年以上経っている住宅にお住まいの方は特にお気をつけください。
④軽量瓦 陶器瓦から、FRP素材の「カルカルーフ天平(てんぴょう)」へ
静岡県浜松市にて、石川能登半島の地震がきっかけで「屋根を軽くしよう」と思ったお施主様から屋根葺き替えをご依頼されました。何年も前から気になっていて、今回補助金があったので決意されたそうです。
当初より「和の雰囲気を崩したくない」というお施主様のご要望があったため、瓦のデザインを受け継ぐ「カルカルーフ天平」をご提案しました。この軽量瓦は従来の瓦の1/6の重さなので、だいぶ軽量化できますね。
仕上がった後に足場をばらしてお施主様と見たところ、すごく気に入っていただけました!
屋根材選びで迷ってしまう・・・そんな時は、屋根リフォーム相談窓口へ!
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