工事までの経緯
こんにちはリルーフ職人の世羅です!今回のお宅は単純に雨漏りをしたので修理したいとのご依頼だったそうですが、現場調査に伺った代表の渡邉が天井裏から雨漏り箇所を見ると野地板を突き抜けた釘から水跡が確認出来るので原因はルーフィングの劣化となり、ここだけ今直しても違う箇所で今後同じ現象が出るでしょう、と言う事で全体的なカバー工事になりました、何回か屋根塗装を繰り返したそうで、それもルーフィングを痛める原因になるそうです。
工事開始
下地ルーフィング
屋根カバーの時には既存の棟をバラシますが、今回のお宅は結構下地の木材の腐食が進んでいました、木材をバラした跡に白くなっているのが不朽菌と言って木材を腐らす菌です、乾燥すれば問題無いようですがジメジメした状態が続くと木材を腐食させていきます。ルーフィングは金属の帯を加工場で準備して、それを利用してビスで固定していきます。
石付き屋根セネター本体施工
今回は茶色のセネターです、渡邉は水垢が黒くなる事があるので、お客様には黒ばかり勧めてるそうですが茶色もなかなか良い色で僕は好きです、この商品は横葺き屋根のような引っ掛けていく施工方法と違い板同士も太いビスで留めていく方式なので風に強く、何かのトラブルで1箇所だけ破損しても簡単に取り替え可能です、また表面の石も天然石を使用しているので色褪せが無いので再塗装は不要です、欠点は表面がザラついてるので汚れやコケは少しつきやすいと思われます。
棟板金
棟の下地はコロニアルと違い金属の役物を使用しますので腐食するまではかなりの時間が掛かるので心配は有りません、下地の板金役物の色がバラバラですが、コレは僕達が雨の日に加工場で手作りで作っているからで心配ありません、画像を取り忘れましたが下地板金の下にはケミカル面戸という止水材を貼ってます。
完成
棟下地板金に棟を被せビス留めして完成です!元の色が黒だった事もあり印象がガラッと変わって、お客様にも満足いただきました、これで今後30年位は心配なく住んでいただけると思います本日もありがとう御座いました!