屋根カバー工法Roof covering method

屋根のカバー工法って、どんな工事?
屋根のカバー工法は、既存の屋根材に、軽量金属の屋根材をかぶせるリフォーム方法です。屋根が二重になるため、防音性、遮音性がアップし、葺き替えと比べても工期も短く、コストも抑えられます。
瓦屋根には施工できませんが、スレート屋根、特にアスベストを含むスレート屋根に施工することが多いです。
予算を抑えてリフォームしたい方には、オススメの屋根リフォーム方法です。
屋根カバー工法のポイント

- 基本は、軽量金属屋根(ガルバリウム、SGL鋼板等)で施工します。
- 瓦屋根には施工できないため、瓦屋根の方は葺き替えを検討しましょう。
- 予算的には、一般的な戸建て住宅で90~170万円程度(面積・材質により上下します。)
屋根カバー工法の注意点

- いくら軽量金属とはいえ、屋根は多少なりとも重くなり、耐震性も多少下がります。
- 屋根の傾きが緩い(2.5寸勾配以下)場合は、横葺きのカバー工法はできません。
- 野地板が傷んでいる場合は、屋根材を固定する力が弱くなるため、葺き替えを検討しましょう。
屋根カバー工法に
オススメの屋根材Recommended roofing

屋根カバー工法にオススメな屋根材は、ガルバリウム、SGL(スーパーガルテクト)がオススメです。軽量金属で、耐震性を大きく損なうことなく、耐久性も高いため、最も施工することが多い屋根材です。
アスファルトシングルでカバー工法をする方法もありますが、金属屋根と比較して重量が倍くらいあり、耐久性も劣るため、オススメすることはあまりありません。
また、金属屋根も様々なバリエーションがありますので、代表的な金属屋根材をご紹介します。
エスジーエル鋼板
ガルバリウム鋼板を改良したエスジーエル鋼板は、ガルバリウムと比べて、3倍以上の耐久性があります。また、断熱塗装がされてあるもの、断熱材と一体になっているものだと、さらに断熱効果も高くなります。

エスジーエル鋼板の
代表的な製品

アイジー工業
スーパーガルテクト

ニチハ
横暖ルーフS

日鉄鋼板
ニスクカラーSGL
金属瓦・石粒付金属屋根
金属屋根のように、軽量でありながら、見た目を選ぶこともできます。金属瓦は、遠目には瓦のように見えますし、石粒付ガルバリウム屋根は、オシャレなデザイン、風合いで人気の屋根材です。また、耐久性も30年耐久と長いものもあります。

金属瓦・石粒付金属屋根の
代表的な製品

LIXIL
T・ルーフ

新東
SHINTOかわらS

イコタイル
ヴィクセン
屋根カバー工法の施工事例Examples of construction


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屋根カバー工法で
見落としがちなところ
Key points of roof covering method
下地(野地板)をチェック
上にかぶせる屋根材を固定するのは、その下にある、既存の屋根の野地板です。その野地板が劣化していては、いくら耐久性の高い屋根材をかぶせても、はがれたり風で飛ばされるリスクは残ったままです。野地板の劣化がひどいようであれば、葺き替えを検討したほうが、今後トラブルは起きにくくなります。

換気棟にしましょう
換気棟とは、屋根の棟部分が通気できるようにします。湿気は上に上がっていきますが、その逃げ場がないと、湿気がたまり、トラブルのもととなります。ですが、換気棟を取り付けすることで、湿気が逃げていくので、屋根のトラブルを抑えることができます。

メンテナンスについて
30年耐久の屋根にしたから、メンテナンス不要かというと、製品により、まちまちです。塗装が必要なものもあれば、逆に不要なものがあったりします。また、施工方法により、コーキングの補修は10年に一度は必要になります。その点を踏まえた上で、どの屋根材にするかしっかりと検討しましょう。

防水シートは高品質なものを
屋根は屋根材の下に防水シート(ルーフィング)と呼ばれるゴム製シートを張ります。それにより、屋根材にトラブルがあっても防水シートで雨漏りを防いでくれるのです。20年、30年は当然持たせたいと思いますので、万が一があっても、安心できるよう、防水シートは高品質なものを選びましょう。

屋根カバー工法の
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