



今回は、石付屋根材の洗浄についての事例をご紹介します。
こちらのお住まいは、約8年前に石付屋根材を施工された住宅で、
屋根材の色はグレーを選ばれていました。
年数の経過とともに、
屋根表面に水垢や苔などの汚れが目立ってきたため、
洗浄のご相談をいただきました。
石付屋根材は、
耐久性やデザイン性に優れた屋根材ですが、
一方で、水垢が付着しやすいという特性があります。
この点については、
施工時に説明されることが一般的ですが、
実際の汚れ方には地域差や立地条件が大きく影響します。
同じ屋根材でも、
- 比較的早い段階で汚れが目立つケース
- 10年以上経っても、あまり汚れが気にならないケース
が存在します。
対策としては、
水垢が黒く出るため、黒系の色を選ぶ方法があります。
ただし、瓦形状の石付屋根材の場合、
グレーを選ぶことで、外観が瓦に近くなり、
デザイン面を重視される方も多くいらっしゃいます。
今回のお客様も、その点を踏まえたうえで、
グレーを選択されていました。




メーカーでは、
石付屋根材専用の洗浄剤として
**「デコール」**という製品を用意しています。
施工店は、
屋根材を傷めないためにも、
メーカーが推奨する方法で洗浄を行う必要があります。
今回は、説明書に沿って、
- 洗浄剤を原液で散布
- 一定時間放置
- 水で洗い流す
という手順で作業を行いました。
しかし、実際には
洗浄剤だけでは汚れが十分に落ちず、
ブラシ作業や、弱めた高圧洗浄を併用する必要がありました。
検証の結果、
洗浄剤を使用した場合と、使用しなかった場合で、
仕上がりに大きな差は見られませんでした。
結果として屋根はきれいになりましたが、
洗浄剤の費用対効果については、
慎重に考える必要があると感じました。
メーカー推奨という言葉だけで判断せず、
実際に効果があるのか、費用に見合っているのか
その点を施工店が検証し、説明することが重要だと考えます。
石付屋根材の洗浄を検討されている方は、
作業内容や費用の内訳について、
事前にしっかり説明を受けることをおすすめします。
