

今回のお客様は、当初は外壁塗装をご希望されていました。
しかし、現場調査の際に外壁材の状態を詳しく確認したところ、表面の劣化だけでなく、外壁材自体の傷みが進行しており、この状態で塗装を行うと、かえって外壁の寿命を縮めてしまう可能性があると判断しました。
外壁塗装は、すべての住宅に有効な工事ではありません。
劣化状況によっては、塗装よりも金属サイディングによるカバー工法の方が、建物を長持ちさせる場合もあります。
その点を写真を交えながらご説明し、お客様にもご納得いただいた上で、特に劣化が激しかった玄関南面の一面のみを金属サイディングでカバーする施工を行うことになりました。
残りの三面については、現時点では大きな不具合は見られず、日常的にもあまり目に入らない部分であるため、今回は無理に工事を行わず、数年後に外壁の状態を再確認したうえで、再度外壁塗装かカバー工法かを検討していくという判断になっています。
外壁リフォームは、すべてを一度に直す必要はありません。
現場調査をもとに、劣化状況に合った工事を選ぶことが、結果的に費用を抑え、住まいを長く守ることにつながります。




なお、詳細な施工内容や工程写真につきましては、後日施工事例として掲載させていただく予定です。
今回は玄関面のみの施工となるため、玄関面に部分足場を設置し、効率的かつ安全に工事を行いました。
南面のうち、今回カバー工法を行わなかった軒天や雨どいについては、外観の統一感を考慮し、塗装仕上げとしています。
また、劣化が見られた破風板については、破風板金を巻く施工を行い、雨水の侵入防止と耐久性の向上を図りました。
施工範囲を限定しつつも、南面全体の見た目と機能性を重視した施工内容としています。
金属サイディングの柄につきましては、外壁シミュレーションを使用し、複数パターンを提示しました。
建物全体とのバランスや将来的な外観を考慮した上で、お客様に選定していただき、今回の金属サイディングを採用しています。
工事は問題なく完了し、外観・仕上がりともに良好な状態でお引き渡しすることができました。
