屋根を修理したのに、雨漏りが止まらない…ひょっとして、ルーフィングが寿命を迎えていませんか?
雨漏りをしっかり防ぐためには、ルーフィングの張り替えが重要です!
屋根材よりも寿命が長いルーフィングを選べば、次のリフォーム時期を延ばすこともできます。
この記事では、ルーフィングの役割や、長持ちするルーフィングの選び方を詳しく解説します。
ルーフィングとは?

ルーフィングとは、瓦やガルバリウムなど、目に見える屋根材の下に敷く防水シートのこと。
屋根からの雨水侵入を最終的に防ぐ「最後の砦」とも言える部材で、施工後のルーフィングは外から見えません。
屋根材にはわずかな隙間があり、雨水が少しずつ侵入しますが、ルーフィングが侵入した水をブロックし、屋根の内部や室内への水漏れを防ぎます。
雨漏り修理ではルーフィングの張り替えが重要です
雨漏りしたということはルーフィングを突破されている

雨漏りが発生するということは、屋根の防水層であるルーフィングが、雨水の侵入を防ぎきれなかったということです。
雨漏り修理では 「屋根材だけでなくルーフィングの張り替えも検討すること」 が、とても重要です。
屋根材の隙間から入り込んだ水は、最終的にルーフィングに届きます。
ルーフィングがずれたり破れていたりすると、水が屋内に漏れてしまいます。
「屋根材の劣化で雨漏りしたみたいだから、修理しよう」と考える方は多いですが、ルーフィングの状態を確認しないまま屋根材だけを修理すると、再び雨漏りが発生するリスクが高くなります。
ルーフィングを張り替えない業者は危険
雨漏り修理を依頼する際は、 ルーフィングの張り替えを提案してくれる業者を選びましょう。
以下のような対応をする業者には注意が必要です。

雨漏りの原因は、屋根材の劣化だけではありません。
「屋根材のひび割れを埋めるだけ」「シーリングで補修するだけ」といった表面的な修理をする業者もいます。
しかし、これでは根本的な解決にはなりません。
ルーフィングの状態や築年数を考慮せずに修理を進める業者は要注意です。

信頼できる業者は、ルーフィングの張り替えについても説明してくれます。
見積もりにルーフィングの交換が含まれているかどうかをしっかり確認しましょう。
記載がなければ、なぜ必要ないのかを確認しましょう。

一時的な補修は、あくまで応急処置にすぎません。
数ヶ月後に再び雨漏りが発生し、結局大がかりな工事が必要になることもあります。
雨漏りの原因を特定し、正しい修理を提案できる業者を選びましょう。

寿命の長いルーフィングを選びませんか?
最近では、耐久性が高いものや遮熱機能がついたものなど、さまざまなルーフィングが登場しています。
屋根を何年もたせたいか、どんな機能が必要かを考えながら、 価格とのバランスを見て最適なルーフィングを選びましょう。
ルーフィング選びの基本〜「透湿」と「非透湿」の違い〜
ルーフィングは、各メーカーからたくさんの製品が販売されています。
しかし、どの製品も「非透湿ルーフィング」と 「透湿ルーフィング」の2種類に分かれます。
性質の差を理解すれば、目的に合ったルーフィングを選ぶことができます。
どちらがベストか迷ったら、屋根の専門業者に相談しながら選びましょう!
非透湿ルーフィングとは?

非透湿ルーフィングは、湿気を通さない完全防水タイプ で、多くの住宅に使われています。
湿気を逃がさないため、屋根裏の換気が不十分だと結露が発生する可能性があります。
そのため、非透湿ルーフィングを採用する場合は、適切な換気計画が重要です。
降水量が多い地域や、しっかりした換気設備がある住宅に向いています。
透湿ルーフィングとは?

透湿ルーフィングは「水は通さないが湿気は逃す」という性質を持っており、屋根内部の結露を防ぐのに役立ちます。
レインコートで使われる「防水透湿生地」が、外からの雨をシャットアウトしながらムレにくく快適であるのと同じ原理です。
最近の住宅は、気密性や断熱性が向上したことで、屋根裏に湿気がこもりやすくなっています。
透湿ルーフィングを使えば、湿気のこもりやすい住宅でも、木材の腐食やカビを防いで家の寿命を延ばすことができます。
オススメのルーフィング① 改質アスファルトルーフィング(非透湿系)
完全防水の非透湿系の中でオススメなのが改質アスファルトルーフィングです。
アスファルトを高耐久に改質して作られたルーフィングで、耐久性と防水性が非常に優れています。
高温や低温に強く、季節や気候の変化にも耐えることができます。
施工がしやすく、既存の屋根材の上に直接施工することができるため、リフォームにも適しています。
施工が比較的迅速に行えるため、工期短縮が可能です。

こんな方にオススメです
- 20〜30年程度、屋根をもたせたい方
-
改質アスファルトルーフィングは、その優れた耐久性から、長期間にわたって安定した防水効果を提供します。
大切なお住まいを守る屋根として、長期的な安心を求める方にオススメです。 - 比較的短い工期でのリフォームや補修を検討している方
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既存の屋根材に上から施工することができ、簡単に防水効果を向上させられるため、リフォームや屋根の補修を検討している家に適しています。
オススメのルーフィング② 遮熱型透湿ルーフィング
遮熱型透湿ルーフィングは、湿気を通す機能に加えて、高い遮熱性能を兼ね備えたルーフィングです。
透湿系なので、屋根裏の湿気を外に逃がし、結露やカビの発生を防ぎます。
表面がアルミのように反射する素材を使用しており、屋根裏の温度上昇を防ぎます。
非透湿ルーフィングよりは価格帯が上がりますが、耐用年数は50~60年で、長期的なコストパフォーマンスは抜群です。

こんな方にオススメです
- 50年程度の耐用年数や断熱効果を求める方
-
高い遮熱性と透湿性を持つため、夏の暑さを和らげて、冷房効率を高めることができます。
断熱性能を強化したい住宅に最適です。
ガルバリウム屋根など耐用年数の長い屋根材との相性もバッチリです。 - 湿気が多い地域や環境にお住まいの方
-
屋根裏の湿気が多く、カビや結露が問題となる地域では、透湿性が役立ちます。
湿気を外に逃がすことができるため、長期的に屋根や建物を守ります。
屋根リフォーム相談窓口での施工事例
屋根リフォーム相談窓口の加盟店では、ルーフィングを張り替える施工の実績が多数あります。
施工事例をご紹介しますので「雨漏りが止まらない」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください!
静岡県掛川市|ルーフィング劣化による雨漏りの補修工事


「雨が強く降る日は、2階の天井から雨漏りがするようになった」とのご連絡をいただき、現場調査に伺いました。
雨漏りしている位置を確認すると、2階の屋根裏下から雨漏りしていましたが、屋根にのぼって目視にて確認すると、瓦に異常はありません。
こちらのお住まいは、築30年ほど。
瓦の中の野地板との間にあるルーフィングが劣化していたことによる雨漏りでした。

まずは雨漏りしている面の瓦をすべて撤去します。瓦自体に問題はありませんでしたので、再利用が可能です。そのため、傷をつけないように丁寧によけていきます。

瓦の中に入ってる屋根土や劣化しているルーフィングを撤去して、新しいルーフィングを施工します。このとき、屋根の一番高い所にある棟をルーフィングがまたぐように施工します。棟自体から水が入った際に、新しいルーフィングの下に水が入るのを防ぐためです。

ルーフィング張りの後は、瓦を固定する瓦桟(かわらざん)を施工していきます。

瓦を割り付けして並べてから、1枚ずつ瓦を固定します。瓦の固定が終わったら、棟を施工します。

棟に使用したビスは、水が入りにくいパッキン付きのステンレスビスです。これで、さらに安心して頂けます。

屋根リフォーム相談窓口が最適なルーフィング選びをサポート!
見えないルーフィングこそ屋根の耐久性のポイントです

屋根の防水層であるルーフィングにはさまざまな種類があり、本来は、屋根材と同じように希望に応じて選ぶことができます。
ですが、多くの新築住宅で、最低ランクのルーフィングしか使用されていないことをご存じでしょうか?
建築費用を抑えるために、お客様の目に見えない部分でコストを圧縮しているのです。
新築住宅における最低限の仕様は「アスファルトルーフィング940と同等以上」と定められています。
お客様が特に指定しなければ、この「最低限の基準を満たしたルーフィング」が使用されることがほとんどです。
最も普及している「アスファルトルーフィング」の寿命は約10年。
屋根の寿命を延ばし、長く快適に暮らすためには、より高寿命なルーフィングを選ぶのがオススメです。
屋根リフォーム相談窓口で、雨漏りの不安を解消しませんか?
「雨漏りがなかなか止まらない…」「どのルーフィングを選べばいいの?」
そんなお悩みは、 屋根リフォームのプロに相談するのが最善策です!
- ルーフィングの劣化を含めた雨漏り診断
- 最適なルーフィングのご提案
- 施工実績豊富な専門業者のご紹介
屋根リフォーム相談窓口は、リフォームの地域貢献を目的として設立されました。
「ルーフィングは見えない部分だからこそ、間違いのない選択をしていただきたい」と考えています。
寿命の長いルーフィングを選ぶことで、メンテナンスの回数を減らし、結果的にコストを抑えることも可能です。
大切なお住まいの屋根にピッタリのリフォームプランをご提案しますので、まずはお気軽にお問い合わせください!
無料相談はお電話でもお問い合わせフォームでも受け付けています。
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