足場設置中に屋根に穴が開いた事例|屋根カバー工事前に起きた不可抗力の事故

今回、屋根カバー工事を行う現場で、足場を設置している際に、足場業者さんから「屋根の上を歩いていたところ、屋根に穴が開いてしまった」と連絡が入りました。正直なところ、こういった連絡はあまり気持ちのいいものではありませんが、現場では時々起こり得ることでもあります。

この現場は、私が調査を行ったのが約1年前になります。当時、屋根は見た目だけを見ると、特に問題がなさそうに見えました。ただ、実際に屋根の上を歩いてみると、下地が少し柔らかいような感覚がありましたので、軒先の方にはあまり行かず、慎重に動きながら調査をしていました。

工事のご依頼をいただいてから実際の施工までに少し時間が空いてしまい、その間に屋根の状態について、足場業者さんに細かく伝えられていなかった点は反省点でもあります。足場業者さんとしては、見た目にはしっかりしている屋根だったため、特別な注意を払うことなく屋根の上を歩いた結果、屋根に穴が開いてしまった、という流れでした。

今回の建物は屋根が大きく、2階部分の屋根と下屋根が分かれている構造でした。足場を組むためには、どうしても下屋根に上がらなければならず、屋根に乗らずに作業をするのは難しい現場だったと思います。

幸いなことに、現場調査の時点で、野地板が弱っており、このまま屋根カバー工事をするのは難しいと判断していました。そのため、垂木を狙って合板を張り、その上から新しい屋根を施工する内容でお見積もりをしていました。結果的に、今回開いてしまった穴については、工事内容的に大きな支障が出ることはありませんでした。この点は、不幸中の幸いだったと思っています。

ただし、屋根の裏側、軒天の方まで貫通してしまった箇所については、そのままにするわけにはいきませんので、きちんと補修を行った上で工事を進めていきます。

屋根は、上から見ただけでは分からない傷みが進んでいることも多くあります。特に築年数が経っている建物では、見た目がきれいでも下地が弱っているケースも珍しくありません。今回の件も、改めてそういった部分を考えさせられる現場でした。

これからも、現場の状況を見ながら、関係業者さんともよく話をしつつ、事故のないよう注意しながら工事を進めていきたいと思います。

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