現場調査
今回のご依頼は、古くなった瓦棒に塗装してしまい雨漏りしてしまったので直して欲しいという事でお電話頂きました。
まずは放水をして瓦棒のどの辺りに穴が空いているのかを特定します。今回は細かな穴がいくつか空いていました、これは板金が腐食していなければコーキングで対処したりする事が出来ますが今回は古い上に塗装してしまっているので上から板金の波板を被せる事にしました。
波板カバー 工程
①下地作り
まずは貫板で下地を作っていきます。
既存の垂木の上に貫を敷いてビス留めをし、軒先水切りを取り付けていきます。既存の垂木を残して利用する事で空気層を作り、夏の暑さや冬の寒さを緩和させます。
②本体の波板取り付け
波板を順に張っていき、風で飛ばない様にビスを細かく留めます。
棟違いの箇所は特に雨漏りしやすく危険なので波板をしっかり加工してコーキングを詰めていきます。
③ケラバ、軒先、棟板金を取り付けて完成
既存の屋根側のケラバは取り付け前にカッパの角にコーキングを入れて雨漏りの可能性を少しでも減らしその後ケラバを取り付けていきます。
棟板金は既存の板金と高さを合わせて反対側にも被せて取り付けます。軒先と一段下の屋根の雨押えも同じ様にビスで細かく留めて完成となります。
完成後、放水をして雨漏りしない事を確認したのち完了とします。